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選ばれるビジネス

03/27
2017

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“農家の直売所”というプラットフォームビジネス

北海道でワイナリー構想をスタートして2年。

次なる展開のために日々チャレンジし続け、
地元の農業との結び付きもだいぶ深くなったわけだが…。
まさに、このタイミングでいいお話を
うかがう機会があったのだ。

私も所属する東京NBC主催のイベントに登壇してくださった、
株式会社農業総合研究所のCEO及川智正氏。
及川氏の会社では「農家の直売所」という事業を行っているという。
これは、東京・大阪を中心としたスーパーマーケット900店舗以上の中に、
インショップ形式で全国の契約農家からの農作物を
委託販売するというシステムだ。
(野菜から果物までさまざまな種類を取り扱っている)

このシステムにより、まず生産者は、形が多少曲がっていようが
規格にとらわれず自由に出荷できる。
そして、自身で値段設定をして、納得のプライスで販売できる。
さらに、売るお店も選べることから、
売れ行きやお客さまの反応などのレスポンスも受け取れるという。

しかも消費者にとっても、新鮮なものが格安で手に入ることに。
すなわち農家にとっても消費者にとっても、
いい結果になるってこと。
これこそまさに、今さまざまな業界で革命を起こしている
ビジネスモデル“プラットフォームビジネス”なのだ。

このプラットフォームビジネスは、
楽天市場やApple StoreなどのITを駆使した市場では、
すでに大きな成果をあげている。

(ビジ達でも何度かご紹介した)日本最大級の葬儀・お墓・仏壇の
ポータルサイト運営を行う「鎌倉新書」や、
宅配ポータルサイトの「出前館」がその成功例に挙げられるだろう。

しかし、ここで私が注目したいのは、
このプラットフォームビジネスが
第一次産業である農業という分野にやってきたことなのだ。

実は、日本にとって第一次産業は、
食糧確保のためにも、里山保全であり地方のまちづくりのためにも、
しっかり守り、活性化させていかなければならないもの。
だから農家が農家として、その気で継続して行ける環境を
つくり出す必要があるのだ。
そう考えると“農家の直売所”は
まさに私が求めていたものだったということ。

このプラットフォームビジネスは、
これからもいろいろな業界で流通革命を起こし、
その業界を活性化させてくれる可能性を
持っているのは間違いないだろう。

さて、Memuroワインヴァレー構想と
この“農家の直売所”ビジネス、どう結びつけられるだろう。
いろいろ、その可能性はありそうだ…。

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株式会社農業総合研究所のCEO及川智正氏

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及川氏の会社では「農家の直売所」という事業を行っている

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スーパーマーケットにインショップ形式で直売所が

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生産者にとっても消費者にとってもいい結果となるシステムなのだ

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