07/28
2014
“アドラー哲学”との出会い
「嫌われる勇気」。
「“アドラー”の教え」。
「自由とは、他者から嫌われることである」。
これらのタイトルやフレーズで手に取った
わけではないと思ったのだが…
「すべての悩みは、対人関係の悩みである」
これかなぁ~
「フロイト、ユングと並び
“心理学の三大巨頭”と称され…」
というリード文もあった。
とにかく、手に取りパラパラと見ていて注目したのは、
青年と哲人の対話形式のところ。
少なくとも、レジに持って行った理由は、
哲学的内容と問答形式だったことだ。
やっぱり、石田梅岩の「都鄙問答」も
そうだが、なかなか伝えにくい概念は、
ストーリを持った問答形式がいいということだろう。
ある先生(哲人)と考え方を異に
する人(青年)とのやり取りなのだ。
もしかしたら、そうでもしないと伝わりにくい
“哲理哲学”がそこにあることに期待したのかもしれない。
こうして出会った「アドラーの考え」に
いろいろと学ばしてもらった。
日々のビジネスでよく起きる問題の
答えがそこにあったような!?
経営者の集まりでも度々テーマとなることの
問答があったのだ。
人間社会のことは、すべて地続きってこと。
人間の根っこはいっしょということだろう。
それにしても、記憶に残る本や人物との出会いは
突然やってくる。
毎朝のゴミ拾いと似ている。
あそこにタバコの吸い殻が2つほど見える。
ちょっと離れているが、ここは拾うことにしよう。
そして、その吸い殻に近づいてみると、
その奥の植え込みの中にカンやペットボトルが
見つかったりするのだ。
ラクをせずちょっと“勇気を出して”近づいてみることが
記憶に残る出会いをもたらしてくれるということだ。
あっ、この本の中でも“勇気づけ”という
キーワードがあった。
課題に“立ち向かう勇気”がないと、
さまざまなものは解決されていかないと…
さて、この「嫌われる勇気」をひと通りは読んだが、
まだまだ日々の行動や発進する情報に
落とし込むのは難しい。
ここは、勇気を出して、もう一歩近づいて
しっかり使える情報にしなくては!
ここからは、ゴミ拾いより難しい気がする。