08/25
2014
“仕事と称して”の日々!
日本を代表するバックパッカーであり、
紀行作家でもあるシェルパ斉藤氏。
そのプロフィールの最後に
“仕事と称して旅に出ていること多し”と
まとめられていた。
その“仕事と称して”という言葉に
引きつけられたのだ。
実は、私も“仕事と称して”という行動がとにかく多い。
斉藤氏の場合は、旅に出ない限り紀行原稿も
コラムも書けないわけで、
仕事と称しても十分いいのではないか。
ところが、私の場合は一見その行動が仕事に
つながるように見えないのだ。
もちろん、私からするとその道は長いが、
仕事につながるはずと思って多くの時間を投入している。
たとえば、“海外研修ツアー”と称して
毎年1回、10人前後の人たちと海外研修を体験している。
“ロケハン”と称して、あちこちの
注目スポットに出掛けている。
(映画業界の用語で、ロケーション・ハンティング→野外撮影の場所探しのこと)
このところの高尾山登山もそうだし、
伊那谷のグリーンファームへ行ったのも、
パン・アキモトの新店舗“きらむぎ”訪問も…
いや、この新店舗訪問は“ロケハン”と言うより
“取材”と称してだったかも。
“取材”と称しては、仕事柄特に多い気がする。
このところは、“リトリート”と称しての出張も多い。
(リトリートとは、仕事や家庭などの日常生活を離れ、
自分や限られた仲間だけの時間や人間関係に浸る空間のこと)
私がいろいろな会議体を主宰している立場であることもあり、
リトリート的出張も必然的に多くなってくるのだ。
やっぱり“会議”と称してが一番多いかな!?
NBC(東京ニュービジネス協議会)の会議と称して、
日本を美しくする会の世話人会議と称して、
三尺三寸箸会議そして、「石門心学」の会議…
はっはっはっ…確かに称してだらけで
多くの時間を使ってしまっている。
(どれもお金を使っても、ほとんどお金にならない…)
ところが私の場合、この“~と称して”が
けっこう活躍してるんだけどねぇ~。
ラジオやCDで発信するネタづくりに…
ラジオや定例会のゲストスピーカー捜しに…
セミナー、講演会のコンテンツづくりに…
いろいろなプランニングのアイデアプールに…
今後のビジネスの動向察知に…
そして、経営者との人間関係づくりと
そのニーズ・ウォンツの探究に…
うんうん、すなわち私にとっては
これが「仕入れ」なのだ。
この“仕事と称して”の「仕入れ」があるから
仕事が円滑に、そしてクオリティを持って展開されていくのだ。
これからの時代のビジネスシーンにおいては、
この一見“仕事”と言いにくい“仕事と称して”が
大切になってくるはず。
この「仕入れ」がないと多くの人たちの信頼も得られないし、
いい仕事もできない気がするのだ。
“仕事と称して”への時間の投資をしよう!
これが“見・投資”になるということだ。
さて、“仕事と称して”また出かけてくるかな!?