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2014
“鍵山掃除道”にノーベル賞の可能性も!?
“ウワ~”“スゲ~”“あそこまでヤル~”
鍵山相談役がアルタ前の側溝のグレーチングを
持ち上げた時、こんな感嘆の声が上がった。
実は、ウワ~、スゲ~という発音ではなかったが、
私にはそう聞こえたのだ。
それは、彼らがマレーシア語でその感嘆の声を
発していたから。
とにかく、彼らや彼女らには、側溝の“ドブさらい”まで
しっかりとやってしまう日本の掃除の会の徹底ぶりに
驚いたのだろう。
それも朝の5時台に百数十人が集合しての
ボランティア活動なのだから。
まぁ~日本の人だってこの掃除の徹底ぶりを見れば
驚くわけだから、海外の人からすると、
驚異的なインパクトを与えることになるのは当然だろう。
もしマレー語に“目からウロコが落ちる”という
言葉があれば、まさにそれだ。(ないだろうが…)
実は、それだけに留まらず、朝食後にはホテルで
鍵山相談役の講演会が予定されていた。
講演会の場でも、相談役が実践してきた話や
その効果を聴いて、約20人のマレーシアの視察団は、
何度も感嘆の声を上げていた。
“ワオ~”“オーマイゴット!”(これは言っていないが…)
なんて発しながら、仲間と顔を見合わせる。
ところで、この視察団は徹底したトイレ掃除は
体験したのだろうか?
できれば、そこまで体験してその徹底ぶりを
持ち帰ってもらいたいものだが…。
いま思えば確かに私も同行させて頂いた台湾でも、
ルーマニアでも、その徹底した掃除を見た現地の人たちは、
一様に驚きの表情を見せていた。
誰でもが知っている身近な“掃除”に驚嘆しているのだ。
まさに“The scales fell from my eyes.(目からウロコ)”
状態だった。
(英語では、聖書から来ている言葉なので
十分その意味が通用するという)
こんなことを考えながらマレーシアの人たちを見ていた
私の頭の中では…
この徹底した掃除であり、その効果が、
このところも青色発光ダイオード開発者の受賞で
注目された、あの“ノーベル賞”にも匹敵するくらいの
貢献に思えてならなくなったのだ。
その掃除、街をきれいにするのはもちろん、
人々の心までもきれいにし、
そして、世界の平和にも貢献してくれる可能性もあるのだから。
これからも多くの海外の人たちが、日本を訪れ、
観光以上に徹底した“掃除道”を
学びに来ることになるだろう。
そして、その“掃除道”は日本を美しくするだけでなく、
“世界を美しくしよう”をテーマに
発展していくに違いないのだ。
“ついに「鍵山掃除道」ノーベル賞を受賞!”
まさに、目からウロコの受賞!
なんてことになることもそんなに遠い話ではないかもしれない。
ということで、その受賞の日まで
鍵山相談役は、もっともっと長生きしないと…