12/22
2014
“さぼうる”のヒューマン効率
先日、自転車で神田まで行ったこともあり、
「さぼうる」を訪ねてみた。
この前の“出没!アド街ック天国”
にも登場していた、神保町にある喫茶店「さぼうる」だ。
25歳の頃、よくこの喫茶店で
会社の仲間と共にサボっていた。
月曜日は昨日の競馬の反省会をし、
金曜日は競馬の予想をしていた記憶が!
ほかの日は、お店の女の娘を
からかっていたような思い出が…
丁度その頃、美人のお娘さん(ミヨちゃん)が
「さぼうる」で働いていたこともあって、
何人かで通ったんだよねぇ(^○^)
実はこの「さぼうる」、
1955年にオープンしたという。
なんと私と同い年!
すなわち、「さぼうる」も還暦!
私が通っていた35年前でも、
すでに25年間も営業していたのだ。
確かにその頃既に、赤レンガの壁には
その昔のたくさんのいたずら書き(?)があった!
先日、店主は元気でいらっしゃるんですかと尋ねてみた。
すると、鈴木店主は今も元気にお店に立っているという。
えっ、店主が20歳の時にオープンしても80歳!
20歳ではお店を持てないだろうから…
え~~25歳の時なら85歳。
30歳の時なら90歳ということに。
スゴ~ヽ(´o`;
よし、次にお邪魔する時は、
ぜひ店主とお話をさせてもらおう!
30年振りくらいだろうか。
今思うと、あっという間の30年だったような…
まさに、「少年老い易く学成り難し、
一寸の光陰軽んずべからず…」だ。
それにしても60年はすごい!
喫茶店としては当然老舗と言える歴史があるし、
喫茶店はそこまで続かないのがほとんどのはず。
時代とともに、求められるものが変わって行くからねぇ~。
なのに、外観も内装もほとんど変わっていない「さぼうる」。
店主も60年間、ず~っとお店に立っているという。
もしかしたら、ここに技あり?!
流行り廃りに左右されないお店のデザイン。
そして、ずっと店頭に立ち、
お客様をしっかりと見守ってきた店主の姿勢が、
ここまでお客様に選ばれてきた理由なのだろう。
時々、その当時を思い出しながら、
カップル(夫婦)やオジさん仲間で
「さぼうる」を訪ねてくるお客様がいるという。
60年の継続は、多くの人たちのたくさんの
思い出も一緒に携えてくれているということなのだろう。
やっぱり継続は大切!
お店も会社も継続することは、
既にその地域や多くの人たちに貢献しているということなのだ!
60年間のお店の継続は、人生の周期に合った継続。
まさに、“ヒューマン効率”と言えるだろう。
だからこそ、経済効率より、ヒューマン効率がいい。
ところで、あの時のミヨちゃんはどうしてるだろうなぁ~
やっぱり、私と同様にあれから30数年が経っているわけだし…
思い出はそのまま記憶の中に!
会わない方がいいのかもしれないσ(^_^;)