これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01/26
2015

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“里山”の流れはここまで来ている

もうすぐ、久々のアルファクラブの独演会
ということで、頭の中は「里山、里山、里山…」
というのは、今回の講演会のテーマが
“里山ビジネス”だからだ。
だからこそ、さまざまな出会う情報に、
ついつい“里山”を照らしあわせてみてしまうのだ。

そんな中、あるテレビ番組を観ていると
「道元禅師」の話が…。

道元は24歳で中国へ渡り、出会ったある僧に
「どんな修業をすればいいのか」と尋ねたという。

するとその僧は、「日々の生活をすることでいいのだ」
と、答えたという。

そこから道元は“日々の暮らしそのものが修業”ととらえ、
料理にも薪づくりにも、毎日の掃除にも真剣に取り組んだという。

そこで私の頭には、アカリが灯った!
そう言えば、北海道での小さい頃は、
すべてが自給自足状態だった。

だから、農家はほとんど現金を使わなかったし、
日々の仕事が収益にもなり、
生活のためでもあるものだった記憶が…
(あまりお金にはならないのだが…)

だから、生活も充実しているし、
家族みんなカラダもシャープで健康だったし、
仲もよかった。
近所の人たちともいい関係だった。

うんうん、里山生活は、その日々が精神的にも
いいし、健康にもいい、そして食生活にも困らなかった。

やっぱり“里山”は、これからの日本には
欠かせないキーワードなのだと…
という風に、入ってくる情報がいつの間にか
頭の中で里山関係情報に変換されるのだ。
(これも身についたスキルかも!?)

仕事の取材である会社を訪ねても、
本を読んでいても着目するのは
里山的発想や実践のことろ。

それにしても里山的価値観はあちこちに
登場するようになった。
この12月、1月だけでも5~6の取材や
インタビューがあったが、
かなり“里山”づいている。

ここまでくれば、私が“里山”に
センシティブというだけでなく
世の中がかなり“里山”に
寄ってきているとも言えるのだ。

そんな中、経営者の友人が、
スイーツ親方に取材したいという。
そこで、芝田山親方のOKを取って
そのスタッフたちと場所中なのに国技館へ。

そんな時はちょっと早目に行って
周りをチェックするのが恒例。
すると、国技館の周りにたくさん
揚げてあるのぼりに…
何と!!“里山関”の文字が…!

え~“里山”への世の中の注目は、
関取の四股名にも反映されるほどってこと!?

それともこれは、私への誰かのサプライズ?!
(後で調べてみると、里山関の
本名は里山浩作さんでした。
時代を背負っている風でもあるので
頑張って欲しいねぇ~)

ひが~~し~~、さとやま、さと~~や~ま~~
なんて呼びだされてるんだろうねぇ~

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お!里山!!

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お時間いただきありがとうございます!

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完売!

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里山関!!期待してます!

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選ばれる仕事道

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2015

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水野正人流“仕事道”

人と人というのは、意外なつながりがあるものだ。

そう実感したのは先日のこと。
私が参加していた青年会議所のシニア会にて、
そのOBとして、スポーツ用品を取り扱う
ミズノ株式会社の会長・水野正人氏とお会いすることができた。
そして、さらにはラジオ『BUSINESS LAB.』にも
出演していただいたのだ。

水野氏といえば、
「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」
としての活躍が記憶に新しい。

特に、IOC(国際オリンピック委員会)の
最終プレゼンテーションにて大きな身振りと笑顔を交え、
英語とフランス語で日本の強みを伝える姿は、
世界に向けて鮮烈な印象を与えただろう。
まさに招致活動成功の「陰の立役者」というわけだ。

テレビでも見た、
水野氏のあのプレゼンの素晴らしさが、
招致に大きく貢献したのでは?! と尋ねた。

すると水野氏は、招致成功は、
高円宮妃殿下の挨拶や
安部首相まで登場してのアピールが奏功したのだという。

このように、水野氏の活躍についての
謙虚な姿勢からは、水野氏の人間性が垣間見えたのだ。

そんな水野氏だが、
ラジオではオリンピック招致の話題はもちろん、
経営者としての話も聞くことができた。

水野氏は、バブル経済が終焉を迎えた際に、
会社がバブル期に拡大した事業を縮小するという
決断をしなければならなかった。

しかし、その決断のおかげで、
会社は本来の経営に立ち直り、
現在に至るまで多くの人に
選ばれ続ける企業の1つとなった。

そして、その後社長職を退き、
オリンピックの招致活動に専念したのだという。

とにかく、その立場を越え、
身近な雰囲気を演出してくれ、
ざっくばらんに話してくれたのだ。

ここに、水野正人流“仕事道”があるといえる。
つまり、水野氏の謙虚でありながらも、
相手との良い関係を築こうとする姿勢が、
ビジネスはもちろん、招致活動においても
良い結果をもたらすことにつながったのだろう。

そういえば、かつて五輪招致への国民の支持率は
半分にも満たない数字だったが、
招致発表直前には9割にまで上がったという。

招致活動を通して、IOCの委員だけでなく、
国民とも信頼関係を築けたということだろう。

それにしても、水野氏が私も所属していた
青年会議所の先輩だったとは…。
おかげさまでまた良い人間関係を
生み出すことができそうだ。

水野正人流“仕事道”のように、
謙虚さを忘れず、人間性を持って接し、
1つ1つ関係を築くことが、
次なる展開につながるのは間違いないだろう。



水野氏のビジネスや生き方に流れる
“仕事道”をもっと知りたい方は、
2/1放送の『BUSINESS LAB.』をお見逃しなく!

──────────────────────
InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝6時から好評放送中!
──────────────────────


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この笑顔を生で拝見できた!

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五輪招致に込められた深い思い

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気になる方はラジオをチェック!

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ファインスピリッツキーワード

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2015

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顕在化する“選ばルール7”

とあるビジネス月刊誌に原稿を依頼され、
構想を練っていた私。
テーマはずばり、
“これから選ばれるビジネスとは?!”。

このところ注目のユニークな企業を紹介しながら、
その共通点を探っていったのだが、
考えれば考えるほど、たどり着くのは
“選ばルール7”なのだ。

え?ご存知ない?
いやいや、このビジ達でも何度もご紹介したはず。

1.本物にこだわる
2.手間をかける
3.とことん追求する
4.必要以上のコミュニケーションを図る
5.大胆で潔い
6.積小為大の発想
7.徹底の二乗

これが、もう10年以上前に私が発想した、
選ばれるビジネスのための7つのルール
=“選ばルール7”だ。

10年前、といえばビジネスの世界では
結構な時間のように思えるかもしれないが、
このところビジ達で紹介している企業のほとんどが
“選ばルール7”に合致している。

これはつまり、10年経っても(むしろますます??)
“選ばルール7”の発想が
顕在化しているということなのだ!

例を挙げれば切りがないが、
例えば95%以上のリサイクル率を誇る、
産廃物処理会社『石坂産業』。
作業工場にもお邪魔したが、
従業員の礼儀正しさ、
工場内の清潔さには感心するばかり。

さらには様々な地域貢献にも取り組む企業であり、
その徹底ぶりはまさに
“選ばれるビジネス”の最右翼と言えるだろう。

玉村豊男氏がオーナーを務める
『ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー』も同様だ。
徹底した有機農法、効率を追わない生産方法に、
“里山ビジネス”という理念を持った経営方針。

他にも、『寺田本家』『庭のホテル東京』『中里スプリング』…。
皆、効率と利益だけを追い求めず、
徹底したサービスや独自の理念からの実践、
お客様とのコミュニケーションなどによって
選ばれている企業ばかりだ。

インターネットの発達により、
「4.必要以上のコミュニケーションを図る」という項目だけは、
企業によってはあまり意識しなくとも、
ユニークな取り組みがあれば十分に発信することが
できるかもしれない。

しかし、他の6つは今でも、
普遍的法則として機能しているのだ。

全国どこへいっても、
ほどほどのサービス・ほどほどの商品で
効率を追求した経営を行うチェーン店ばかり。
人件費をきちんとかけ、
良い人間性をもった人材を育てよう!という理念もない。

しかし、そうしたチェーン店の台頭により、
昔からあった商店街などの地域経済は疲弊している。

そんな今だからこそ、“選ばルール7”を改めて見直すとき!
日本のビジネスの改善と活性化のヒントが、ここにあるのだ。

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中里スプリングのユニークな製品

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酒造所・寺田本家にて!

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石坂産業の作業工場

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石坂産業では地域の野菜販売も!

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玉村豊男氏とのツーショット

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はなまるア・ラ・カルト

01/26
2015

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「人間万事塞翁が馬」が決断

人生だけでなく、ビジネスにおいても、
幸福や不幸は予想のしようがないものである。
まさに「人間(じんかん)万事塞翁が馬」。

この言葉がぴったりなホテルがある。
ミシュランガイドで、“2パビリオン”
(快適さを示す分類)を
獲得している『庭のホテル東京』だ。

ここは、「京都のような“雅”な和ではなく、
江戸の持つ“粋”な和」がコンセプト。

その粋な和と落ち着きを求め、
国内外問わず宿泊客が訪れ、
稼動率は90%を
超えているという。

しかし、そうした人気ホテルであっても、
過去には何度も苦難を味わってきたという。

その苦難の変遷をお聞きすると…。

庭のホテル東京は、
2009年の改築オープンの前までは、
ビジネスマン向けの
「東京グリーンホテル」として
安定した営業を行っていた。

数年後、改築工事を経て、
2009年に「庭のホテル東京」となったのだが、
オープンのタイミングは
リーマンショック後の
大不況の時期と重なってしまった。

そのうち、幸運にもミシュランガイドに
選定されこれからという矢先に、
あの東日本大震災が発生。

それにより、売り上げの多くを支えていた
外国人観光客がほぼゼロになったという。

しかし、こうした苦難に直面したことで、
ホテルのスタッフみんなに
“どうすればお客様を取り戻せるのか”を
真剣に考える気持ちが芽生えたという。

そうして、さまざまな困難を乗り越えたことで、
ホテルのサービスを向上することができ、
現在の状態にまで上り詰めたのだ。

もうひとつ事例をご紹介しよう。

現在、千葉県で
徹底した自然酒造りを行っている、
寺田本家も同じように、
困難を乗り越えて大成した会社だ。

故・23代目が、自身の病気を機に
それまで行ってきた経済性優先の
酒造りや自身の生き方を見つめ直し、
“自然酒造り”への転換を決意。

“自然酒造り”は、さまざまな菌の
活躍のタイミングを自然に任せるということ。
つまり、人の都合(経済効率優先)での
タイミングではなく、
本来のあるべき姿に戻すということ。

その結果、“本物”を求めるようになった
社会のニーズに合致し、大人気となった。
今では、見学ツアーが組まれるほどの
人気酒蔵となったのだ。

不幸や災難は必ずやってくるもの。

その時、それをどう捉え、どう対処するのか、
その決断こそが、経営者に求められているのだ。

不幸を機に、より選ばれるための
勇気ある選択をすること。
つまり、「人間万事塞翁が馬」が決断で、
それまで以上の“選ばれるビジネス”を
創り出せるということだ。


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落ち着き漂うホテルの一室

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中庭には“粋”を感じる心遣い

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憩いの場という言葉がぴったり

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ロビーにも和の心

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寺田本家のツアー風景

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シナジースペシャル

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2015

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六十にして“耳順”ではなく“言順”

60回目の誕生日を迎え、
ついに私も還暦になった!

そんな記念すべき誕生日は、
食あたりを起こして数年ぶりの体調不良に…
(お祝いの席にも行けず)。

そんな事件がありつつも、
この年齢になって改めて、
孔子が生前残した言葉をふと思いだした。

「われ十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、
六十にして耳順(したが)い、
七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」

これは、孔子が自分の人生を振り返り、
区切りとなった年齢の心境を語って残した言葉だ。
つまり「六十にして耳順(じじゅん)」は、
60歳のときに孔子が感じたこと。

人の言葉を素直に理解し、
受け入れるのは意外と難しい。
しかし60歳になれば、他人の意見に対し、
素直に耳を傾けられるようになるという意味だ。

しかしながら、私はあまり
60年間生きたという実感がなかったりする
(実際には、ちゃんと60歳になっているのだが)。

孔子が生きていた時代と比べて、
世の中は大きく変わっていることもあり、
年齢の感覚が違っているのだと思う。

多くの偉人たちは、
自分が生きている時代を悟った上で、
歳を重ねるごとに成長している。
だが、私の場合まだまだ成長が必要であるし、
やりたいこともまだまだある
(もちろんエネルギーもみなぎっている…はっはっはっは)。
なかなかこの“耳順”まで、到達していないのだ…。

だからこそ、
これから心がけたいのは “言順(げんじゅん)”だ!

自分が60年間培ってきた知識やスキル、
ノウハウ、人的ネットワーク。
こうしたものを、人々や地域社会に役立てたい。
だとすると、自分自身が
人に期待してもらえるような存在にならなければ…。

そして、
期待されるような社会性のある企画をし、
プレゼンテーションをしなければならない。

このプレゼンテーションに対し、
誠意をもって有言実行していくこと。
これが私の言うところの“言順”だ。

いや~全然60歳になった気がしないけれど、
中島流は、耳順ではなく“六十にして言順”!


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会社の皆に立派に祝ってもらえた~!

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素敵なオリジナルプリント

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