これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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06/08
2015

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シンボルマークが“ガッロネッロ”の理由

はっはっはっ…
8日月曜日にはもうヴェネツィアを
闊歩しているはず。
まぁ、ヴェネツィアは水路が多くて
“闊歩”は難しいかもしれないが…

今回のツアーの目玉は何と言っても
フィレンツェ郊外でのカルミネ氏の
アグリツーリズモ。
(イタリア風に言ったが、
アグリツーリズムだ)

眼下に広がるぶどう畑、
美味しいイタメシとワイン。
そして、“キャンティ・クラシコ”の
ワイナリー視察。

そう、あの黒い雄鳥マークの
“キャンティ・クラシコ”だ。
もちろん、試飲もする予定。
(本当は試飲だけでなく、
しっかり飲みたいところだが、
残念ながら昼間の訪問)

いま、私のテーマもぶどうづくりであり、
ワイナリー構想なので、
今回のトスカーナ訪問は
いろいろと勉強になることも多いはず。

ところでキャンティ・クラシコが
なぜ黒い雄鳥マークなのか?
実は、フィレンツェ軍隊の
シンボルでもあったのが
この“ガッロネッロ”。
すなわち黒い雄鳥。

この“ガッロネッロ”が
フィレンツェとシエナが
戦争をしていた時代、
その領土分割に貢献したというのだ。
一番鶏の鳴き声を合図に双方がスタートし、
出会った場所を境界にしようとしたようだ。

そこで、役割を託された“ガッロネッロ”が
いつもより早く鳴き出してくれたという。
(仕掛けがあったようだけど…)

それによって、普通の鶏を選んだシエナ側より
早く出発することができ、思った以上の領土の
拡大にもつながったということ。

だから英雄の“ガッロネッロ”を
キャンティ・クラシコの
シンボルマークにも活用
することになったということだろう…
(この結論は定かではないが…)

それにしても、ヨーロッパの
このようなシンボルマークには、
それぞれ伝説があり、歴史がある。

だからこそ、それぞれ個性的であり、
オリジナリティにあふれたシンボルマークと
なっているということだ。

そんなシンボルマークなども
創るお手伝いをする者として、
その必然性も考え、美しく長く
使えるものを創って行きたいものだ。

そんな“ガッロネッロ”の
歴史と伝説をみんなで語り合いながら、
美味しいキャンティ・クラシコのワインを
いただいてくるか。

また、トスカーナ地方は風景も美しいからねぇ~~。
(楽しみ楽しみ!)

その楽しく美味しいイタリアでの実体験の話は、
次週に続く!
乞うご期待!

ではでは、行ってきま~す!

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今年の海外研修はイタリア!

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雄鳥の理由

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選ばれる仕事道

06/08
2015

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“社員の成長と共に”吉川社長の流儀

会社経営をしていく中で、長く続けば続くだけ、
予期せぬ不運な状況にも多々直面する。
そうした逆境を必死になりどうにか乗り越えていった企業だけが、
いつしか歴史を積み重ねた企業と呼ばれていくのだ。

創業から36年、通訳や秘書などの人材派遣を行う株式会社吉香(きっこう)が
まさに歴史を積み重ねてきた企業といえるだろう。
現在、議員会館で通訳人を任され、
また何局ものテレビ局で95~100言語の通訳を請け負っている業界屈指の企業。

そんな吉香の成り立ちは、吉川稻(きっかわ いね)社長が
故・佐藤栄作元内閣総理大臣の秘書だったことがきっかけ。
その仕事ぶりが周囲の人の信頼となり、
その結果、通訳も含めたいろいろな世話事の依頼に繋がり、
会社の立ち上げに至ったという。

当時、順風満帆だったこともあり、
吉香は海外展開へも乗り出した。
しかし、ここから災難と思える壁に次々とぶつかっていくことになる。
まず、海外支店を出店する際に、
取引先との契約書の取り交わしを後回しにしたことで、
結果として、その海外事業は頓挫することに。

さらに時を同じくして、旅行業のビジネスでも詐欺に遭い、
数億円もの損害を出し、一時は倒産の危機にまで追い込まれたそうだ。

そんなトラブルに見舞われた矢先、
大切にしていたランの花たちが一つ二つと枯れていったという。
20鉢以上あったランの花はいつしか全て枯れてしまった。

これは、吉川社長曰く、ランの花からのメッセージだったのだ。
「自分たちは、大自然の中で活かされている存在なのに、
私は、そうした周囲に感謝もせず傲慢経営をしていたのかもしれない…」と気づかされたのだ。

その気づきが、それからの吉香を大きく変えていった。
つまり、大きな困難の連続がビジネスの価値観や判断基準を、
大きく変えたということ。

結果、社員の成長へと目を向けることとなり、
スペシャリストとしても成長してもらうことをテーマに
事業展開することになった(お~まさに“仕事道”)。
これにより、次なるステージの「吉香」になったという。

世の中、良し悪しは交互にくるものなのだ。
これはまさに「人間万事塞翁が馬」ではないか。

会社経営を30数年続けるのは、その途中に必ず、
トラブルはつき物。だから、その都度気づき、
柔軟に機転を利かせ、変化していくことが大切なのだ
(弊社も30年以上経ったわけだが…
以外にず~っと順風満帆?? そんなこともないか!? )。

結果、吉川社長は、会社の成長は社員の成長なくしては
成り立たないということに至ったという。


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業界屈指の人材派遣会社 吉香
社長・吉川稻氏の仕事道を追求!
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毎週日曜 朝6時から好評放送中!
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吉香 社長・吉川稻氏

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放送では吉川社長の仕事道に迫る!

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先取りビジネストレンド

06/08
2015

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“スニーカー女子”を見よ!

近年のスニーカーブームをご存知だろうか?
1990年代、マイケル・ジョーダンを
きっかけとしたスニーカーブームがあったが、
それをも上回る人気なのだ。

当時は男性を中心としたブームで、
高価なスニーカーを求める若者が続出したものだ。
しかし、今回のスニーカーブームの特徴は
“スニーカー女子”を生んだこと!

先日もアメ横を歩いていると、
あちこちの靴屋から
赤やピンクのカラフルなデザインが目に飛び込んできた。
色んな模様が入っていたり、
デザインも豊富だったりして、
シューズの形も実に様々だ。

このようにバリエーションが豊富になり、
ファッションに合わせやすくなったことも
“スニーカー女子”誕生に影響しているだろう。

ある新聞によると、
ABCマートでのスポーツシューズの売り上げは
昨年比23%増、伊勢丹でも20%増だという。
それほどまでに増殖している“スニーカー女子”。
う~ん、スニーカーを履いた女性もなかなかイイよねぇ…。

なんて話をしたいのではない!
マーケティングの視点から考えると、
このようなブームはイノベーター層を
きっかけに起こるものなのだ。

イノベーター層とは
いち早く商品に飛びつく消費者のことで、
全体の数%しかいない。

商品がヒットしていく過程では
段階ごとに購買層が変化していくが、
その最先端を行く人々のこと。

イノベーター層に続いて感性豊かな人々
(アーリーアダプター層)にブームが広がり、
その頃には雑誌やテレビでも取り上げられるようになる。
すると、マジョリティ層にも認知されるようになり、
今回のような一大ブームとなるのだ。

さて、ビジネスにおいて重要なのは、
我々がこの流れを察知することだ!
私が常々唱えている“パラダイムシフト75”の法則では、
75年を更に5つに分けた
15年周期で小さな変化が起こると考えている。

以前のスニーカーブームは1990年代。
それから15年経って再びブームが来た。(うんうん!)
マーケティングをきちんと理解していると、
この周期が見えてくるのだ。

今回の“スニーカー女子”のような例を踏まえ、
我々はビジネスの行先を考えなければならない。
重要なのは、周期による循環とイノベーター層の存在だ。
経営者にはこれらを察知するセンスが求められるだろう。

今回のスニーカーブームを見てもわかるように、
ビジネスやブームは常に循環している。
経営者に求められるのは、それを察知し、
ビジネスに活かして展開することだ。

さて、イノベーター層が触手を動かす、
次なるものは何なのだろうか…。

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カラフルなスニーカー

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女性客が多い

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こんなデザインもあるのか!

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選ばれるビジネス

06/08
2015

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「ニキ、ニキ、ニキ、ニキ、二木の菓子」

「ニキ、ニキ、ニキ、ニキ、二木の菓子!」

初代林家三平師匠が早口で言う、こんなフレーズ。
お菓子の量り売りで有名な、
菓子問屋「二木の菓子」(株式会社二木)のかつてのCMだ。
先日、そんな「二木の菓子」がとある商品の
販売に取り組む様子がテレビ番組で紹介されていた。

番組内で取り上げられたお菓子は、
福島県の菓子メーカー「おくや」の「十種ミックス」。

原材料に会津産ピーナッツを
使用しているだけでなく、
風味を損なわないよう
殻を手剥きしてから加工するなどの
強いこだわりが込められている。

それを伝えるために「二木の菓子」では
販売する際にPOPを活用。

「こんなに良い商品が、
風評被害で売れないのはもったいない!!!」
というキャッチコピーと共に、
こだわりポイントを書いてアピールしたところ、
飛ぶように売れたという
(先日、私もアメ横に出向いたときに、
その「十種ミックス」を買ってきたわけだが…)。

「二木の菓子」では、
地方の中小メーカーがつくる無名のお菓子も多く販売している
(もちろん、メジャーなお菓子もある)。
この“地方のお菓子”の売り上げは、
全体の売り上げの多くを占めるそうだ。
なぜそこまで無名のお菓子にこだわるのだろうか。

その背景には、現代を反映している流通問題がある。
たとえば、チェーン展開している
スーパーやコンビニエンスストアでは、
販売される商品の種類は当然限られたものとなる。

そのため、選ばれるのは
大量に納品できる商品となるわけだから、
自ずとメジャーブランドになってしまう。

結果、手作業などのこだわりを持つ
中小企業のお菓子の参入が難しく、
なかなか販売流通に乗れないということだ
(こうやって中小企業は
事業の継続が難しくなっちゃうんだよね~)。

だからこそ、「二木の菓子」では
あえて地方のお菓子にスポットを当てているという。
これにより、同じ商品によるチェーン店との価格競争を避け、
適正価格で販売することができるそうだ。

ここに、「二木の菓子」のビジネスモデルが見える。
あえて地方のお菓子にスポットを当てることで、
その味・品質の良さを多くの人にアピール。

それにより、
「二木の菓子」の売り上げになるのはもちろん、
中小メーカーにとって、
大手流通に頼らない販路を生み出すことにもつながるのだ。

この中小企業との協力関係を活かした二木のビジネスも、
現代の課題を解決する
“ソリューション(解決)ビジネス”といえるだろう。

チェーン展開により、
いつでもどこでも物が手に入ることが
当たり前になりつつある現代。

そんな今だからこそ、買う側も、
これからの未来に意味のある
ビジネスを展開する企業かどうかを見極め、
購入することが求められるだろう。

何を選んで買うか。
これも、生活者による社会貢献の一つとなるのだ。

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あのフレーズが流れてきそうだ

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お菓子でソリューションビジネス!

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珍しいお菓子との出会い

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POP演出に惹かれる!

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大量生産できなくとも選ばれ続ける!

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こだわりのお菓子はコンビニには無い!?

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う~んおいしい

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シナジースペシャル

06/08
2015

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“より高い志”ワイナリー構想

「ワイナリーをつくって、6次産業化を!」
なんてことだけでは留まらず、
「新しい時代の農業ビジネスの確立を目指して!」
と熱く語ってしまった。

え? どこで語ってきたって?
実は私の出身地である北海道で、
プレゼンテーション(セミナー)をさせてもらう
機会があったのだ(今回で2度目!)。

北海道の地でぶどうを育て、
ワイナリーづくりをし、
新しい農業ビジネスを目指す。

私が思い描いているのは、
ただ「つくりあげたい」ということだけではない。
日本のこれからに、
先駆けていくものを確立させたいのだ。

私が生まれ育ったのは、
北海道・芽室町の上美生(かみびせい)という地域。
ここに流れる川は、美しく生きる川と書いて
「美生川(びせいがわ)」なのだが、
構想中のワイナリーには
この「美生」という地域名を用いたいのだ。

そうすることによって、
美生地域の私たちも
“美しく生きること”を
意識していくことができる。
そして、訪れてくれた人にも、
“美しく生きる”ということを
考えてもらうきっかけとなってほしい。

今回のプレゼンを通じて、
何より嬉しかったのは、
このコンセプトが響いた感触があったことだ。
やはり重要なのは、どんな志があって、
そのビジネスを展開するのかということ。

私の趣味や道楽として
始めたいと思われてしまったら、
おそらく誰も耳を傾けてはくれないだろう…。

収益性のあるビジネスだから。
世の中の時流だから。
そんな内容を伝えたとしても、
なかなか参画者は集まらないだろう。

だからこそ時代背景を考慮した、
この地域ならではの
農業ビジネスを先駆けよう! と思ったのだ。

日本の農業が、厳しい局面に差しかかっている現代。
TPP問題、農業改革といった課題が山積み状態だ。

そして都会の多くの人が
里山を求めているはずなのに、
里山に触れるきっかけが
なかなか得られないという現状。

これらの課題に、
ソリューションをもたらす構想を提案したなら、
参画してくれる人も多いはずだ。

この話は、ビジ達でも何度も登場している
“三角コーン力学”に当てはまる。
より高い志を持ち、広い範囲で発信していたことは、
やがて集約され、狭い範囲に効果をもたらす。

三角コーン力学の事例として、
すでに里山ビジネスで成功している
「産直市場グリーンファーム」や
「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」
が挙げられる。

こういった事例が示すように、
高い次元でとらえ、
より広く発信していくことが結果として、
多くの人たちの価値観につながっていくのだ。

益があるかどうかではなく、
参画し協力することに
意味があると思ってもらえること。
それこそが、構想が成功へと近づく
第一歩になるのだと信じている!

さて、次はいつ
“高い志と具体的構想”を
プレゼンに行こうかな!?

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地元・北海道で二度目のプレゼン!

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真剣に耳を傾けてくれる皆さん

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貴重な場をありがとうございました!

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これからの農業を考えていこう

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