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2016
“動中の工夫”を実践!
「動中の工夫は、静中の工夫に勝ること幾千億倍」
うんうん、さすが白隠禅師の言葉。
ということで、スポーツジムに着替えを置き、
ランニングスタート。
今日はあえてランニングマシンではなくアウトドアでのランニングに!
やっぱり外でのランニングは気分がいい。
いろいろな風景を楽しみながら、自分のスピードで気楽に走ることができる。
まずは飯田橋から外濠沿いの遊歩道を市ヶ谷へ、そして四谷へと。
さて次はどちらに向おうか…。
ここからならやっぱり皇居でしょ!
ということで、新宿通りを半蔵門に向って走ることに。
もう3~4キロは走った頃に半蔵門に着いたのだが…、
そろそろ帰路のコースにするか、それとも皇居を走って楽しもうか、
と考えていると、皇居をたくさんの老若男女が走っているではないか。
思わず桜田門方面へ、進路を向けることに。
やっぱり皇居を走るのは気持ちいいし、
半蔵門から桜田門にかけてのくだりの眺めがいい。
皇居から見る丸の内ビル群がけっこう美しいのだ。
(あ~飯田橋のジムが遠ざかる…)
とはいえ、たくさんの人が走るコースは、私の中での葛藤が始まる。
私より年齢が上だと思われる人や女性ランナーに抜かれると、
自尊心に揺らぎが生じてしまうのだ。
ということで、いつの間にかスピードが上がってしまう。
ゆったり気分がいつの間にかどこかに失せてしまうのだ。
(ま~いつものことだが…)
そして、いろいろと葛藤を楽しみながらも、桜田門が見えてきた。
もう5~6キロは走っただろうか。さて、ここからは、どんな工夫が…。
ということで、動中で考えると、
いろいろなアイデアが頭に浮かんでくる。
だから、最初の予定にないところへもたどり着くこともできるのだ。
ビジネスも一緒だが、あれこれ考える前に走り始めるのがいい。
するといろいろなことが見えてきて、気づきもあり、
確かな次なる一手も見えてくるということ。
考えてみると、経営者としての34年間は、
その目標も次から次へと変わってきたし、
事業内容も結果として変化してきた。
まさに“動中の工夫”の連続だったのだろう。
“静中の工夫に勝ること幾千億倍”と言ってしまえる程、
その昔から“動中の工夫”がいかに大切かを
多くの先達が感じていたということだ。
ワイナリー構想も、それほど深い計画もせずスタートしちゃったけど、
紆余曲折ありながらも、多くの人たちを巻き込みながら
前に進んできてるからねぇ~。
何事も、まずは動いてみること、そしてその気づきからの工夫、
そしてまた動く、ということのくり返しなのだろう。
さて、たどり着いた桜田門からはどうやって帰るのか!?
ここからまた5キロは走りたくないわけで…。
はっはっはっ、ポケットにはなぜか“Suica”が…。
これも動中の工夫だ!?