02/27
2017
“私たちは働いて生きていく”
ジャガイモの皮むき、窓清掃、食品トレイの選別。
このデモンストレーションが会場の人たちを感動させた理由。それは…
この25日(土)、新宿中央公園そばの会場で、
“就労キャリア教育観光事業”発信イベントが開催された。
タイトルを見ていてもどんなイベントなのか理解するのも難しい。
北海道十勝にある芽室町(私の出身地)が深く関わり、
私の知る人たちがプレゼンテーションすることもあって参加させてもらったのだが、
とにかく期待を超えて感動させてもらえるすばらしいイベントだった。
小泉元首相風に言えば、“感動した!”の一言。
いや、本当のことを言えば、それほど期待していなかった
と言った方が正直なところ。
芽室町長の話、プロデュースした人の話、
記念講演といろいろとあったのだが、
何といっても会場の人たちが注目し、
目頭をおさえる人もいて、
大きな拍手が沸いたのが、
ジャガイモの皮むきの実演だったのだ。
作業着を着た8人の若者が横一列に並び、
BGMと共にジャガイモの皮むきを始める。
わずか5分ほどの実演だったのだが、この皮むきのスピードが速く、
いつもどれほどの集中力を持ってやっているかが窺われる手際のよさ。
すばらしい!
デモンストレーションの5~6分間の終了を待たず、拍手が湧いたほど。
この職人ワザの8人、実は障がいを持っている若者たちなのだ。
私たちと変わらない、いやそれ以上の可能性を持った若者たちだということ。
窓清掃の実演の茨城県からの若者たちも、
広島県の尾道からの食品トレイ選別の彼らも、
みんな障がいを持った仲間たちだったのだ。
だから参加者の多くが、その職人ワザと言える程の腕前を
目の当たりにして感動したということ。
十分、彼らは、私たちと共に一緒に働いていける。
そこで、このイベントのスローガンも“私たちは働いて生きていく”だったのだ。
(これを私たちも、もっと理解して行動しないとねぇ~)
それにしても、東京でのリアルなデモンストレーションのために、
彼らはもちろん、関係者もいろいろと大変だったことだろう。
(みなさん、東京までお疲れさまでした)
イベントとしても、参加者も多く大盛況で、
意味のある企画催事となったはず。
そして、
実のところ、私たち健常者の方が、
これらの触れ合いイベントにより、
多くの気づきをもらえるということなのだ。
芽室の“九神ファーム”のみなさん、
来週芽室町で会おう!
手土産は、東京新橋の名物和菓子『切腹最中』。
なぜ『切腹最中』かだって!?
芽室町の小豆の“あんこ”がたっぷり入っているからねぇ~。
美味しい逆輸入の名物ってこと。
お楽しみに!