06/26
2017
ブルーボトルコーヒーと石門心学の関係
「Mr.ナカジマ!」という呼び声が…
ちょっと恥ずかしいが60男が“Hi”と手を上げて応える。
ついに本場のブルーボトルコーヒーに
有り付いた瞬間である。
サンフランシスコのオーガニックにこだわる
フェリービルディング市場を散策しながらも、
一番奥にあるブルーボトルコーヒーに辿り着いたのだ。
(実はここにブルーボトルコーヒーがあるとは知らずに…)
コーヒーがほとんど飲めない私も、
思わず列に並んでみた。
やっと私の番だと思っていたその時、
キャップの似合うヒゲ面の若いお兄さんが
“name please!”と言うではないか。
“order please”ではなく“name please”だったのだ。
この個人情報に厳しい中にあって、
みんなの前で“名前は?”と聞かれたのだ。
(なぜ、コーヒー一杯の注文に
名前を言わなきゃいけないのか???
とは言えここは日本人として
堂々とした態度をとらなくては…)
動揺を隠しながらも“Nakajima”と
はっきりと発音してみた。
すると、そのキャップの似合うお兄さんは
優しい笑顔で「ナ・カ・ジ・マ!オーケー!オーダープリーズ(^^)」と…
こんなやり取りの末、待つこと15分。
やっと私が注文した“Caffe Latte”ができ上がって来たわけ。
(こんなことでも異国の地では感動に値する)
この“マイクロ・ブリュー・コーヒー”は1カップずつ
丁寧に入れるのが特徴で、コーヒー業界の第三の波と言われている。
だからこそ芳醇な香りと味わいが人気なわけだが、
その分時間もかかるというわけだ。
ブルーボトルコーヒーがオークランドで
誕生してからまだ十数年しか経っていないが、
すでに日本には6店舗もあるというからスゴい。
何といっても1号店の「清澄白河ロースタリー&カフェ」は
いまだに多くの人が訪れる注目のスポット。
なぜ、ブルーボトルコーヒーが
そんなに早く日本にやって来たのか?
それは、創業者であるジェームス・フリ―マンCEOが、
日本贔屓であり日本の喫茶店にインスパイアされた
ということもあるようだが、
日本のサービス精神やホスピタリティの高さに
憧れがあり、日本に進出することで
ブルーボトルコーヒーがもっと発展することに
繋がるのではと考えたという。
うれしいねぇ~。
フリーマンCEOは、わかってるねぇ~。
日本をしっかり捉えてくれている。
日本への進出の理由が通常の海外戦略ではなく、
リスペクトから…うんうん。
ここから学び…
私たちが米国のマネをして経済を追いかけることより、
日本の精神性であり、文化や価値観を大切にしていかに
次の世代に繋いでいくかなのだ。
そして、日本の精神性・価値観と言えば、
“正直、勤勉、倹約”の石田梅岩に行き着く。
私たちが学ぶ“石門心学”こそ日本の価値観の礎。
そこで毎月「石門心学・実践講座」を開催しているわけで…
それでは次回の“石門心学”のテーマは
“ブルーボトルコーヒーと石門心学”としてみようかな!?
(やっぱりここはブルーボトルコーヒーを
味わいながら!?)
このミスマッチのようなテーマが、
多くの人を引きつけるかもしれない。
次回は、7月18日火曜日、18時から(QB8階にて)
初参加、大歓迎です!
ちなみに米国のブルーボトルコーヒーでは
仕上がった時の声かけのため、
注文のとき、お客様の呼び名を聞いているという。
てことは…“セイジ”だけでもよかったのだ(テヘッ)!
石門心学の参加申し込みお待ちしてます!
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