08/21
2017
“95の5”知行合一
お~嫁サンバ~♪
チャッチャッチャッチャ~ラ、チャッチャ!
…というノリから…
みなさんは中国、明の王陽明(おうようめい)を
ご存知だろうか?
(王陽明の名前が出てくると、
思わず郷ひろみを歌いたくなってしまう…。)
王陽明は儒学者で、陽明学をつくった著名な人物だ。
彼が提唱した言葉で、“知行合一”というものがある。
“知識”と“行為”に関する根本命題であり、
「知」はすべて「行」を通して成立し、
「行」を通してでしか「知」は成立しえないという論理である。
本を読んで学んだからといって、
それは本当の「知」ではない。
行動が伴ってはじめて、より確かな「知」になるのだ。
ということで私は“知行合一”という言葉を
ときどき使うわけだが、実は数年前に
掃除関係の先輩が度々口にしていたことが
出会いとなり、使い始めたというわけ。
さて、この話はヨコに置いといて…
最近いろいろなセミナーや講演会で私が
よくするのが“95の5”の話。
“95の5”とは一体なんなのか?
たとえば、今まで与えられた時間の
100%を使って10の仕事をやっていたとする。
それを圧縮して95%の時間で10の仕事をし、
残りの5%を有効活用しようというものである。
1日の労働時間を8時間とすると、
(実際はもっと働いているが…。)
5日間で40時間だから
たとえ5%でも週で計算すると2時間にもなる。
そして、月に8時間すなわち約1日もの
時間を捻出することができるのだ。
(さて、“知行合一”の話はもう少しヨコに…)
その時間でなにをするかは置いておくとして、
5%の圧縮はどのように実現するのか?
3つのポイントを紹介しよう。
まず1つ目が、物事を前倒しで展開すること。
2つ目が、スケジュールの優先順位をしっかりつけること。
3つ目が、与えられた厳しい時間設定の中で、
いかに効率的に仕事をしていくかである。
このように、自分に刺激を与えて時間を圧縮することで
5%の捻出が叶うのである。
こうして生み出した5%の時間をどう活かすのか?
これは会社や立場によってそれぞれだが、
目まぐるしく動くビジネスシーンに
いかに対応していくかは共通のテーマだろう。
たとえば平日はセミナーや講演会などで情報収集をしたり、
社外の人と出会う場をつくる。
その後社内でその情報を共有し、
次なるビジネスドメインに向け試行錯誤していく。
とにかく、私たちは今次なるステージや
ビジネスドメインに向け、行動を起こすときなのだ。
行動を起こすことで知識を得ることにつながり、
次なる行動が見えてくる。
これが中島流の“95の5”知行合一なのだ。
まずは、“95の5”を実践するところから
はじめてみてはいかがだろうか。
そうすれば、おのずと“知行合一”を
意識することにつながるはずである。