10/10
2017
あなたの会社、バージョン幾つ?
このごろ、愛用しているiPhone5のバッテリーが変形し、
諸問題が起きそうなタイミングとなってきた。
そんなこともあり、
先日、発売されたばかりのiPhone8を買いに
docomoショップへ行ってきたのだ。
休日ということもあり、購入は順番待ち。
案内カウンターに通されたのは入店から1時間後だった。
いざ購入しようと必要な書類に書き込みながら聴いたのが、
“iPhoneX”との違い。
そして担当してくれたスタッフが
「iPhoneXってカッコイイいいですよね!」
と言うのだ。
その時点で、すでに入店してから
1時間半は経っていたのが、
私の結論は…、
iPhone8をキャンセルし、iPhoneXを購入することに。
この一件で、バージョン8とXの違いを聴きながら、
次々と進化していく「バージョン」という考え方に着目した。
これってもしかしたら、
会社の成長にも当てはめられるのではないだろうか。
バージョンとはラテン語で
「転換、回転する」と言う意味だ。
パソコンのOSでオープンソースとしても注目された
UNIXは、PC業界に「バージョン」という考えを
浸透させた先駆者(?)ともいえる。
UNIXの技術を世界中のエンジニアが
自由に使えるようにして、
次々と「今よりも使い勝手の良いバージョン」を
生み出していったのだ。
これを、会社に置き換えて
「今、自分たちはバージョン幾つなのだろう」
と考えてみたい。
弊社クオーターバックの創業期である
早稲田にオフィスがあった時代をバージョン1とする。
秋葉原に移転してバージョン2、
東神田でバージョン3、
現在の飯田橋オフィスでバージョン4だ。
さらに、経営のバトンを山田社長にパスしたことで
バージョン5となった。
こうやってバージョン思考で振り返ってみると
「変わるべくして変わってきたな」と感じる。
オフィスの場所であり、スタッフの数が変わったこともあるが、
同時に事業内容も変わり、
組織の運営方針も、時代に合わせて進化してきた。
このバージョン思考の最大のポイントは、
柔軟な視点に立てることだ。
「変わることは当たり前」として、
今よりもっといい方へとタテに進化していく
発想である。
時代の流れを読み、
会社として次なるステージへ行くために、
一体何をどれくらい進化させる必要があるのか。
事業内容のシフトのためには、
人や組織はこのままでいいのか、次なる組織体制が必要なのか。
Webの活用のし方もこのままでいいか。
これらをシミュレーションして、
会社のバージョンアップを考えていくことになるのだ。
ビジネスにおける変化が激しい今だからこそ、
未来に選ばれる会社であり続けるための
「バージョン思考」にぜひ、取り組んでみてほしい。
さて、Apple史上最高の機能を揃えたiPhoneX、
早く来ないかな?!