
11/20
2017

キャリア・ディベロップメントの時代
少し前までは、決められた会社のシステムに
則っていれば、会社をまわせていた。
しかし、徐々に時代が移り変わっていくなかで、
このような機械的組織体制では
うまくいかなくなってきたのが実情だ。
このところの東芝やシャープも、
神戸製鋼もそうかもしれない。
機械的組織から時代は移り変わり、
現在求められているのは“有機的組織”。
会社の歯車となって動くのではなく、
スタッフ一人ひとりが考え、
アグレッシブに行動すべきなのである。
そんな時代に大切にしなければならないのが、
“キャリア・ディベロップメント”
(横文字が好きというわけではなく、
ピッタリの日本語がないのだ)。
つまり、有機的組織をつくって行くためには、
スタッフ一人ひとりの適性や成長の道筋を考え、
本人の希望に沿ってバックアップしていく
という会社側の発信が重要なのだ!
まさにこの
“キャリア・ディベロップメント”に
バッチリ当てはまるのが、私が10年前に開発した
「V(Vision)&T(Tomorrow)プレゼンテーション」だ。
これは、スタッフ自身がキャリア目標を定め、
その達成に向けて必要な能力や経験を
明日からどのように計画性を持って積み重ねていくか…
ということをプレゼンするのである。
キャリア開発において重要なのは、
・会社が必要な組織制度を与える
・上司がスタッフの希望や適性を把握し後押しをする
・本人が自分の目標に責任を持つ
ということ。
そうすることで、スタッフが能動的に
キャリア目標に向かうようになっていくということ。
ということは、年に2度開催する
V&Tプレゼンテーションは
時代の流れを理解し、反映した
素晴らしいシステムだといえるだろう!
(ハッキリとした自画自賛である)
すなわち、それぞれのスタッフの特性を活かし
可能性を引き出してあげることこそが、
この激しく移り変わる時代の流れに
対応できる理由になっていくのだ。
昔は機械的組織が求められていたものだが、
今の時代は、中長期的な視点の支援が求められている。
“キャリア・ディベロップメント”を大切にして、
今の時代に対応できる有機的なスタッフを育成していこう!