07/30
2018
周年イベントの醍醐味とは!?
「このように多くの方々に集まってもらい、
皆様の応援、ご支援という"借金"を
今後、しっかりと返していきたいと思っております」
このセミファイナルの挨拶でしゃきっと語ったのは、
御年93歳の会長。(すばらしい!)
そしてファイナリストは、
なんとその会長の孫にあたる30代前半の役員。
この創業60周年イベントの謝辞と
今後への決意をしっかり語って終了した。
今回の60周年の記念ビデオの制作をお手伝いさせてもらったこともあり
参加させてもらったわけだが、
とにかく素晴らしい周年イベントだった。
規模感を言っているわけでも、
そのイベントの出し物を言っているわけでもなく、
もちろん出された料理でもない。
周年イベントの醍醐味がそこに集約されていたのだ。
現社長が60周年を迎えられたことに感謝し挨拶する。
そして60年前に創業した本人が登壇し、
お客様に礼を言う。
そしてそして...3代目が最後に登壇し...なのだ。
ところで...60年存続できる会社は0.7%とか0.6%とか。
その創業者が60年間現役(?)で活躍し続けていられる確率は...
2代目も健康でバリバリ活躍し、
3代目も会社を継承しようと役員となり、
真正面から取り組んでいられる確率は...
気づいてくれただろうか?
60周年を迎えられる会社は1000社のうち7社。
その7社の中で、周年イベントで3代にわたり登壇し、
それぞれが多くのお客様の前で
しっかり挨拶できる会社は果たして何社あるのだろう。
今回のような周年イベントは稀有であり、
まさに周年イベントの醍醐味がそこに存在していたのだ。
さて、どうしたら60年間継続でき、
これだけ多くの関係者が周年に集まってくれるのか。
そのヒントは、私たちがお手伝いした
60周年記念ビデオのテーマでもあるのだ。
"三方善し"。
創業者の原川恒二会長が大切にしてきた価値観であり
当然会社の理念にも通じている。
その昔から商人道として語られてきた"三方善し"の
実践にこそ、継続の秘訣があるのかもしれない。
こんなワールドワイドな時代になっても、
私たちはつい自分の都合を優先したり、
目先を追ってしまうからねえ~。
やっぱり売り手よし、買い手よし、
世間よしでいかなくては...。