02/25
2019
“けもの道”
左側の独特の三角形の足跡は
誰の足跡か分かる?
右手側のは多分キタキツネ⁈
この写真だけでも3種類以上の獣たちが行き来しているわけだ。
先日の北海道十勝で見かけた“けもの道”⁈
いや、獣たちの足跡。
私はその昔よく見た光景であるが…
独特の大きな三角形の足跡はウサギ。
なぜかウサギは、前脚を先に縦につき後ろ脚を後から横並びにつく。
正に他の動物とは違う独特の逆三角形の足跡となる。
思い起こせば…
冬場はウサギが家周辺の樹木の若い芽を食べに度々現れたことにより、
ウサギの“けもの道”に針金で罠をかけたこともあった。
夏はその“けもの道”は中々分かりづらいが
雪のある季節はしっかり足跡をのこしてくれるので
分かり易かったというわけ。
さて、「けものみち」といえば松本清張氏の長編小説。
戦後日本の権力構造を垣間見た者たちの運命の変転を描いていた小説だが…
その場合の“けもの”とは
本来の社会通念を逸脱した裏側の道を結果として歩く人たちのこと。
(中島的解釈だが…)
今の時代、果たしてその頃のような“けものみち”なる道はあるのだろうか?
ある程度社会のパラダイムが固定されてた昭和の時代だからこそ
いつのまにか獣が現れ“けもの道”が出来ていたのではないか⁈
こんなに時代が変化し社会構造が変わってくると
これまで獣として扱われた輩が
“けもの”として存在出来なくなってくる。
すなわち、様々な情報の開示により獣の居場所が
ほとんど無くなって来ているということ。
とはいえ、新しいパラダイムには新しい獣が
出没してくるから注意しよう。
もしかしてブラックハッカーなどの存在は今の時代の獣なのかもしれない。
ところで、うさぎの足跡を観て“けものみち”を連想したわけだが、
果たしてうさぎは獣だろうか⁈
全身に毛があり、四足歩行する動物だから獣ではあるが…
これからの時代も一番怖いのは
ウサギの皮を被った“けもの”であることは間違いない。
バニーちゃん好きのあなたは要注意!
(えっ、バニーちゃんも昭和時代の生き物⁈)