09/09
2019
「TOAST MASTERS」のシナジー
突然ですがTOAST MASTARS(以下トーストマスターズ)って、ご存知でしょうか?
“トーストマスター”とは、宴席で乾杯の音頭を取る人のこと。
この時、ただ「カンパーイ!」とやるのではなく、
その場にふさわしい短いスピーチをして場を盛り上げ、
同時にその会をより意義あるものにする…というのが、
トーストマスターに求められる役割だ。
さて、実はトーストマスターズは、世界143か国に跨る国際的団体!
その例会を通して、パブリックスピーチ、
話し方、会のリーダーシップを学ぶことを目的に、
非営利で運営されている団体だ。
そこで最も大切にされているのが先生を置かず、
実践的メソッドとして「会員同士が相互に学ぶ」ということなのだ。
友人の紹介で「飯田橋トーストマスターズ」の例会にお邪魔してきた。
例会は、隔週で1時間半から2時間程度、
約20名のメンバーが参加して行われていた。
準備スピーカーは3人ほどで、5分~7分程度のスピーチを
用意し、決められた時間内でスピーチをまとめるわけだが…。
スピーカーそれぞれに論評者がいて、
ほかにタイムキーパー、集計係、文法係、そして
“えーとカウンター”(!)がいて、
みんなでフィードバックするシステムになっているのだ。
“えーとカウンター”は、“えーと”“あのー”など
無意味な言葉をだれが何回発したか報告する役割。
すなわち、この“フィードバック”こそが
トーストマスターズ最大の意義といってもいいのかも。
「〇〇や○○の表現はとても良かったですよ。一つだけ、
××のところは▽▽に直したほうがいいと思います…」
こんな風に、だれもがいいところをおおめに、
具体的にフィードバックするわけだから、
スピーカーは次なるモチベーションも育めることとなる。
また、参加者全員が紙に書いてスピーカーに
フィードバックする展開も用意されていた。
まさに「会員同士が相互に学ぶ」システム
“トーストマスターズ”といえるわけだ。
そこで私たちのビジネスへの応用。
先にご紹介した中島流のマネジメントでご紹介した
「マネジメント&ディベロップメント」。
そのときも強調していたのがマネージャーの“フィードバック”。
まずは、きちっとフィードバックすることの重要性。
そしてどうフィードバックするかである。
これらに対する答えが、このトーストマスターズにはしっかり存在していた。
ぜひ、一度体験してみてほしい。
まずはトーストマスターズを検索。
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