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2019
佰食屋“すき焼き”体験!
営業時間はランチの3時間半。
どんなに売れても100食限定。
飲食店でも残業ゼロを実践。
こんなお店が京都にあると聞き、
早速体験してくるわけだが…
ほらほら、見るからに美味しそうでしょう!?
これで1,100円+税だという。
原価率50%というだけあって、
いい肉と食材を使っているから、リピート客も多いのだろう。
「佰食屋では“1日100食”という売上の上限を決めたように、
自分たちの収入にも上限を決めたのです」と中村朱美代表が語る。
たどり着いたのは、業績至上主義からの解放だという。
ただひたすら売上拡大を目指すというのはどこかおかしい。
ということで、出した答えは「売上を減らそう」。
え、そんな答えってあるんだ。
とにかくより売上を上げよう、利益を出そう。
その先に経営者としての次なる目標が…
なんて発想が当たり前だと思っていたのに。
これもミレニアル世代だからの発想であり、着地ということ。
マズローは5段階欲求階層の最上位「自己実現欲求」の
さらにその上があると…
それは「自己超越」という段階だと。
このレベルの人は見返りも求めずエゴもなく、
何らかの課題や使命に真摯に取り組むのだと。
まさに、“佰食屋”が目指すものは
「自己実現欲求」であり、この「自己超越」なのでは!?
そう…
蜘蛛の糸繊維の量産に成功したスパイバーの関山代表も、
“ミドリムシで世界を救う”のユーグレナの出雲社長も、
石灰石から紙とプラスチック代替品を創る山﨑社長も…
“ニュータイプ”の人たちの価値観と経営は
昭和育ちの私達と大きく違う。
この違いをしっかり受け止め、ビジネスに反映しないことには、
明日以降の会社の成長は見込めない。
さて、2020年1月には佰食屋代表の中村朱美さんの取材が決まった。
私達世代との価値観の違いをぜひ確かめてみたい。