03/30
2020
高輪ゲートウェイも“負ける建築”!?
えっ、この長崎のホテルも隈研吾氏!?
そう言われてみれば…
本来の活躍が持ち越された新国立競技場ももちろんだし。
そしてこの、出来たて高輪ゲートウェイ駅も隈氏によるもの。
根津美術館も新歌舞伎座も、
そして私の住まいの近所の“赤城神社”も
木材が敷き詰められたお洒落な小モール“ラカグ”も隈氏だし…
スゴ~い、地方に行っても隈氏設計と出会い、
東京に戻って来ても隈氏ならではの和を感ずるデザイン。
とにかく、行くところ行くところに隈氏の
「負ける建築」が存在するのだ。
うんうん、この高輪ゲートウェイの大屋根は真っ白で
折り紙がモチーフといい、
その吹き抜けの天井からの障子越しのような光が美しい。
インバウンドを意識しての“和”のデザインで
福島県産の木材を随所につかっているという。
この辺が隈研吾氏ならではの設計ということだろう。
あー改札口の“高輪ゲートウェイ”の文字だが、
なんとこれまでのJR駅のゴシックではなく明朝体なのだ。
ここにも和のテイストをということで、これも隈氏の意向だという。
(駅名の表示までこだわるとは、さすがの徹底ぶり)
それにしてもこれまでのJRの駅舎とは大きく違う。
まぁ、これまでは駅としての使い勝手であり、
機能性を優先して来たからだろうね。
さて、隈研吾氏ならではの「負ける建築」についてだが…
新国立競技場のコンペで選ばれたとき、森元首相から
「あなたは“負ける建築”という本をだし、
この新国立競技場も負ける建築らしいじゃないですか。
オリンピック競技で“負ける”とは何事かと…」
はははっ、これはとにかく残念な解釈だが、
その地に於いて必要以上に主張せず、
多様性を受容し、その地の環境や文化に馴染むような
柔軟な建築ということだという。
よし、「負ける建築」にあやかり、
「負けるYouTuber」というのはどうだろう!?
https://www.youtube.com/channel/UCkkvLKjXwrb9EWC5xj7eTrQ