11/09
2020
【あの石巻も南三陸も気仙沼も陸前高田も 海の見えない街になっていた?!】その②
その女性社長が震災直送後から少しでも助けになろうと
何度も何度も通ったことで繋がった
被災地の人的ネットワーク。
そのお陰で、現地の方々とお会いし、
直接お話しすることができた。
まさに被災地の生の声である。
漁協の組合長でもある漁師の方は…
「オレたつは、海の波の音を聞き、その海を見て
その先を予測するわけだから…困ったもんだ。
海からけえっててくると、
コンクリートの堤防と塀しか見えないさ」
その声こそが、この地域の人たちの
『震災遺構』なのではないのか。
あれから10年。
私たちの記憶の奥の方に行ってしまった東日本大震災。
現地の人たちの“震災”はまだまだ続いている。
「あれから10年、震災の地を、その現実を見に行こう!」
もしかしたら、帰ってきたその日から
私たちの“仕事”の意味が、
そして存在理由が変わるかもしれない。