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2021
“セイコガニ”からサクラマス理論へ
24時を過ぎた頃、突然白い皿に乗せられ
目の前に現れたピンクの小さな湯たんぽ柄。
新しいモバイルバッテリーなら皿に乗せられてこないだろうし…
もちろんここは美味しくお酒を飲むお店なわけだから
食べ物と解釈した方がいいわけだが…
これが金沢でこの時期だけの名物、セイコ蟹の甲羅盛りだという。
セイコガニとかセコ蟹、香箱ガニと呼ばれ
食通の間では有名なこの時期だけの美味しい蟹なのだ。
もっと分かりやすく言うと、松葉ガニのメス。
実はこの上に乗ってる身を剥がすと
茶色っぽい外子と鮮やかなオレンジ色?の内子が出てくるのだ。
(残念ながら…食べ始めたら撮ることは忘れるんだよねぇ〜)
もちろんこれら外子と内子の味わいもいいのだが
これらの食感の違いも美味しさの一つ。
内子の味は、かに味噌を超える蟹のうまみが凝縮されている。
ここは食レポコーナーじゃないのでこの辺にしておくが…
ここは金沢の片町にあるビル内のバーのようなお店。
なのにこんな食通が喜ぶ“セイコガニ”が出てきたのだ。
私は2022年も金沢に来て石川県の中小企業の経営者たちを
応援するわけだが、これら食文化であり石川県ならではの地域ビジネスを
もっともっと活かして世界に展開して欲しい。
このところ私は“ビジネスを地球規模に!”を繰り返すが、
それはこれからのビジネスの進め方であり取引の仕方のこと。
世界のディファクトスタンダードに合わせることが
結果としてより拡がるし、地域を活かすことにつながるということ。
金沢にはそして石川県にはさまざまな文化的ビジネスが存在するから
だからこそそれを活かしてビジネスを展開欲しい。
「Think Global,Act Local. Think Long-lenge,Act Tomorrow」
と言っているわけなのだ。
すなわち中島流では“サクラマス理論”のことである。
https://www.youtube.com/watch?v=Uk8IPZO4wOg
世界のビジネスの“ディファクトスタンダード化”を察知して
ローカルをどう活かしビジネスに反映するかということ。
うんうん、それにしてもこのセイコガニは美味しかった。
できれば酔い込まないうちに食べたかったなぁ。
ちなみに、このセイコガニは世界に行き渡るほどないから
これは金沢を訪れる人だけのビジネスだろうけど?!