これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

03/14
2022

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インスタ投稿1000件超の効果?! トレンドセッターZ世代の威力

先日、神戸出張のついでに注目のお店に行ってきた。
私のようなオジさんが調べても行き着けないお店で、
Z世代の人に紹介してもらいたどりつけたお店2軒だ。

1軒目のお店は『リンシエメ』。
立地はハーバーランド周辺でモールがいくつか並ぶ
海側の先端にあり、中心部よりちょっと遠く
なかなか行き着けない場所だ。
外観はレンガ倉庫風のお店でインテリアもオシャレ。
ほとんどの人が予約していて、
オープンの10時にはそれら予約の人で店内はいっぱいになる。
店内中央には、一口サイズの通常より小さめのパンが
50種類ほどあり、見栄え良くきれいに並んでいる。
メインディッシュを1つ注文するとこのパンが食べ放題となる!
パンは、どれもが小さめなのであれこれと味見したくなる。
全部の種類を食べた人もいるとか・・・?
投稿したくなる気持ちがよくわかるお店だった。

次の日に行ったお店は『カフェ・マムーニア』
神戸の元町にある4階建ての古いビルの2階にある。
こちらも目立たない場所にあり、知らない人は入ることのないお店。
このお店もオープンと同時に満席で予約の人がほとんどだった。
オムライスとスィーツのお店でインスタ映えの商品を持つ
ダイニングカフェ。
ヨーロッパと中近東がミックスしたような店内で、
ソファーとテーブルが落ち着いた空間演出をしている。
いちごのナポレオンパイとナポレオンクレープが
インスタ映えもあり人気で、せっかく来たからと、1500円以上する
ケーキを2個も注文する人もいるとか・・・!

今回は、“トレンドセッターZ世代”と
タイトルにしたが、まさにZ世代はトレンドを創造し
みんなで共有する世代。
訪れる人の満足を演出できる情報のネットワーク化が、
SNSによりすでにできあがっているということ。
ネットワーク化は、インスタグラムやTikTokなどのビジュアルと
いくらかそれらに付随する文章で流通する。

注文したケーキが来た途端に写真を撮り、そしてSNSに
あっという間にアップする。
そのスピードたるや、驚くばかりだ。
知らない人ともつながりコミュニケーションし、
得た体験をSNSに投稿しさらに拡散していくというわけ。
このように自分の必要な情報をSNSを駆使して収集し、
満足する体験につなげていくのがZ世代なのだ。

Z世代の可能性がここにひめられているのではないか?
東京にいても神戸がわかるということは、
当然全世界の都市へも拡がっていく。

紹介してもらったお店は、どちらもインスタ投稿1000件超で
インスタ映えし、インテリア、雰囲気、味も含め
人に紹介したくなるのが共通点。
お店をつくるときに見栄えや、その体験含め人に伝えたくなる
要素を入れていくことも必要な時代に?!

とにかくこのZ世代のネットワークとコミュニケーション力が
いろいろなカタチで今後のビジネスにも影響してくるのは
間違いない!?

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神戸「リンシエメ」のパンは食べ放題

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カフェ・マムーニアのケーキ

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選ばれる仕事道

03/07
2022

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二宮尊徳の“積小為大”と推譲

先日、栃木市の定例セミナーに向かう途中、
JR東日本の小冊子トランヴェールの表紙に、
薪を背負って書を読みながら歩む少年の絵があった。
そう、皆さんご存知の二宮金次郎!
見出しには、「栃木の恩人、金次郎の足跡を追う」とあり、
12ページに渡る特集が組まれていた。

その中に、“桜町領”での話が掲載されていた。
私は桜町領での二宮尊徳の話を知ってはいたが、
それが今の栃木県の真岡(もおか)市だと始めて知り
栃木市へ向かう電車の中で感慨深い思いをした。

さて、尊徳は、数々のそれまでの功績が幕府にも認められ、
日光御神領での活性化仕法をどこででも適応できるものにするようにと
命が下された。
それが、1853年。江戸時代の末期で、
ペリー率いる黒船来航で江戸が騒然としている時期だった。
尊徳は既に60代半ばを過ぎていて、
人生最後の大事業に乗り出すことになる。

その一つとして、今回注目したいのが、
二宮尊徳流の“融資制度”だ。
これは、5年の年賦で10両の貸付制度。
融資を受けるには、村人の投票で1番の“働き者”に
選ばれることが条件。1位になると1両と鍬1挺、鎌2挺の
褒美とともに無利息で10両借りられる制度。

返済は、5年間で1年に2両ずつ。
だが、帳面によると、6年目に2両おさめた
領収書が残っている。
この2両は利息ではなく、“冥加金”として、次の人への貸付制度に
繰り入れられる“礼金扱い”なのだ。

すなわち、社会への還元のお金として利用されたのだという。
これこそ、二宮尊徳の思想の根幹である、
“勤労”、“分度”、“推譲”からなる“報徳仕法”の
うちの“推譲”にあたる。
“他人を推薦して自らは譲る” “推譲”は。
二宮尊徳らしい価値観でこれを制度化した。

そして、タイトルの“積小為大”はもちろんご存知だと思うが・・・、
小さいことを繰り返し積み重ねていくことが
結果的に大きなことにつながるということだ。
つましく、よく働き、その結果として融資を受ける。
まさに“勤労”、“分度”、を守りながら、
融資で得たお金を元にさらにこつこつと働き、利益を出し
その結果の余剰分は“推譲”の実践へとつなげていく。

すなわち、速効性や効率のことばかり考えずに、
地道に少しずつ積み重ねていき
その先の未来の人たちや、社会のことを考え、
恩送りをしていくこと。
まさに今の時代、求められているのは、
この二宮尊徳翁が発想した“積小為大”であり“推譲”なのでは!?

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二宮尊徳らしい価値観の概念図

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シナジースペシャル

03/07
2022

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“Connecting the dots”ディスカッションの意義

みなさんもご存知のスタンフォード大学での
ステーブ・ジョブズ伝説のスピーチ。
そこで発信された“Connecting the dots”の発想。
これは、点と点を結ぶという意味。

ジョブズは通っていた大学をやめても
こっそりカリグラフィの授業だけは受けていた。
ビルゲイツはデジタルチックな発想であったが、
ジョブズがたくさんの書体や色、そしてデザイン性に
すぐれた“マッキントッシュ”を発想できたワケは
このカリグラフィの授業からだと言われている。

ジョブズはそれだけではなく、
21歳でアップルをつくり30歳で追い出される。
そこで、アップルをあきらめ、自分で
パソコンづくりをしようと“NeXT社”を立ち上げた。
結果的にアップル社がNeXT社のOSを
導入することになり、またアップルへ戻る
こととなった。

私の話になるが、私はもともとデザイナーで
その後、クリエイティブディレクターになり
プロデューサーを経て自身経営者でもある
コンサルタントになった。
ラジオ番組でのパーソナリティになれたのも、
様々な経営者との接点があったからこそだ。
今はラジオから転じて、動画サイトで番組を持ったり、
YouTubeでコンテンツを配信させてもらったりしているのも、
デザインされた概念図をお見せすることで
わかり易く説明できるから。

その概念図はセミナーや講演会でも活用させてもらっているが、
このようなオリジナル概念図を創れるのも、
過去の経験が活かされてのことなのだ。 

ジョブズも私も(ジョブズと並べるには異論もあるだろうが・・・)
過去にたくさんのdotsを打ってきたということ。
ビジ達でも幾度となく取り上げている“Connecting the dots”を
私はよくセミナーや講演会で取り上げている。

そこで、私の定例セミナーでは、“Connecting the dots”をテーマに
3~4人のグループをつくり、
ディスカッションしてもらったりしている。
そこでは、まず皆さんがこれまでどんなdotsを
打ってきたのかを内省してもらう。
そして、これからはどんなdotsを打っていきたいのか。
そしてそれをどう活かしたいのかを
ディスカッションしてもらうのだ。

ディスカッションによる効果だが・・・、
① その仲間がどんなことにチャレンジしてきたのか
  何が得意なのか、何を目指したいのかが分かる
② この機会により、自分自身を見つめ直せる
  やりたいことが再構築できる
③ 仲間からの刺激をもらえる
④ “Connecting the dots“の意義が見えてくる

好きなことをして意識的にdotsをつないでいくと
個々のdotsがつながり他の人ではなかなかなし得ない
展開へと持っていける可能性が!?
ジョブズの自分の人生をふりかえっての
“Connecting the dots”の発想ってやっぱり面白い。
私たちのこれから歩んでいく先の意味を意識して
もっとdotsを打っていきたい。今からでも!?

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定例セミナーの様子

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