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2022
インターネットの次の章“メタバース”の可能性!?
これからのビジネスに必ずや影響をもたらすだろう“メタバース”。
皆さんはどのくらい意識しているだろうか。
2021年10月26日、Facebookの
CEOマーク・ザッカーバーグ氏が
メタバース実現に向けたビジョンを
1時間半もかけて発表したのが記憶に新しい。
またFacebookの社名をMetaに変更するといった
発表は更なるインパクトを与えた。
この発表を受けて、世界中の企業やクリエイターが
メタバース構築に向けて本格的に動き始めたといってもいいだろう。
マーク・ザッカーバーグ氏はメタバースの可能性について
「インターネットの次の章」と位置付けている。
インターネットによるオンラインコミュニケーションの手段は、
必要最小限度のやりとりができる一方で、
リアルで対面したときに得られる副産物や、
相手の感情を受け取れる部分を考えると、
不足があると、コロナ禍で多くの人が実感しているはず。
そこを補うものとして、メタバースの世界は
今後、必要とされる可能性は広がっていると
ザッカーバーグ氏は語っている。
なお2022年現在、多くの企業が急速に歩みを進めつつある。
世界各社の取り組みを見てみると、
MetaはVRゴーグルを装着してバーチャル空間に入れる
“ホライゾンワールド”というメタバースの空間を作り上げた。
また、VRゴーグルを装着せずとも楽しめる
スマホやウェブ上でも見られる世界をつくろうとしている。
マイクロソフトもVRヘッドセットの規格に合わせて作った
ホロレンズや、2022年からはメタバースの
プラットフォームを作ろうと展開している。
そしてGoogleはというと、ARグラスの“Googleグラス”
を開発し、メタバースの世界に展開しようと模索している。
AppleもヘッドセットやARグラスを開発中と
なんらかの動きがみえることから、
少なくともGAFAMの中の4社は
メタバースに取り組んでいることがわかる。
アマゾンからはほとんど情報が得られてないようだ。
実はメタバースにおいては、
GAFAM以外の多くの企業が
次なる大きなプラットフォームづくりに参入するべく
用意しているのが実際だ。
ただし今後、インターネットが普及したように、
メタバースが広がっていくのかというと、疑問ではあるが
メタバースの世界にクリエイターが参入していくことや
投資家の目線が向くかどうかが鍵になってくるだろう。
ビジネス活用にはもう少し時間はかかりそうだが、
メタバースに対して“対岸の火事的”発想ではなく
常に“メタバース”は、自分たちのビジネスと
どういう接点があるのかということも意識する必要がありそうだ。
とはいえ、日本でもすでにそこに先駆けて、
多くの企業が取り組みをスタートしているのも実際なのだ。