07/11
2022
“人間万事塞翁が馬“とは言い得て妙!?
私はある事をきっかけに
“人間万事塞翁が馬”ということわざを
頻繁に使うようになった。
私が大ファンの課長島耕作の作者
弘兼憲史さんも大好きなことわざの一つだという。
「黄昏流星群」や「加治隆介の議」など人気漫画の物語は
そのほとんどが“人間万事塞翁が馬”がコンセプトになっていると思っている。
弘兼さんと顔見知りになったのは、30代後半。
もう30年くらいなるわけだが、ある日“ヤング島耕作”に私らしき
広告企画会社の人物が登場するのだ。(そのくらい似ていた)
ということもあり、この“人間万事塞翁が馬”を意識するようになったということ。
私は小学4年生で柔道を始めたが、5年生頃でも
身長が133cmと小さく、列の前にいつも居たが
“自分より大きい子に勝ちたい”
“強くなりたい“という気持ちへとつながり、
柔道に真剣に取り組んでいた。
結果的に、大人になってからだが、
埼玉県の国体の強化選手に選出されるくらいにはなったわけだ。
それは、自分が多くの人と比較して小さいことがコンプレックスで
もっと強くなることへのモチベーションとなり
“人間万事塞翁が馬”といえるだろう。
又、もう一つ“人間万事塞翁が馬”と
思えるような経験をしている。
北海道の十勝の日高山脈の麓で育った私だが、
決して裕福ではなかったので、
国公立大学なら受験していいと言われていた。
しかし、思わずデザインやアートの道に進みたいと思い、
芸大にチャレンジしたが、あっけなく落ちたことで
専門学校に行くことになったのだが、
このことも自分の中でコンプレックスとなり、
常にハングリーで物事に取り組むことができた。
更には、社会人になってからは、
理想的な就職先に出会えなかったことで
27歳で起業を決断し、弊社(クオーターバック)は創業40年となる。
学校も就職先もそれほど恵まれなかったことが、今につながっている。
そして直近の話でいうと、2015年に
出身地の北海道十勝の芽室町を活性化しようと
取り組んでいたMemuroワインヴァレー構想が(まちづくりプジェクト)
2018年、関係者の離脱ドラブルにより頓挫してしまった。
かなりの投資もしていたこともあり、
その当時は悔しさも大きかったのだが・・・
ただ結果的に2020年には
新型コロナウイルスが蔓延したことから
交流人口が激減し、プロジェクトが遂行していたら
今頃は大きな負債を抱えることになっていただろう。
これぞ“人間万事塞翁が馬”だ。
当時は不運と思っていたことだが
長い目で見ると“人間万事塞翁が馬”だと言える。
様々なトラブルは必ず人生の中でやってくるが
それだけで落胆せずに
次なる幸運に期待し、チャレンジし続けられるかどうかだろう。
そして、結果として“人間万事塞翁が馬”となるのだ。
人生は長い。一喜一憂せず
様々なチャレンジをしていこう!