08/08
2022
『日本の未来戦略 JAPAN TRANSFORMATION』 “アントレプレナーの力で日本を変えよう” 新経済連盟著
この本は楽天グループの三木谷浩氏(代表)が率いる
新経済連盟(新経連)10周年の節目に、
“自分たちの存在を発信していこう”
との思いで出版されたという。
今、大手本屋に行くと、この本がところ狭しと平積みされている。
“日本を変えていこう! 自分たちの力で!”
この言葉に三木谷氏の思いが集約されている。
この本のプロローグには、
「島国ニッポンで暮らす私たち日本人は、
保守的で変化を好まない国民と言われてきた。
それは良い面で発揮される場合もあるだろう。
しかし、この激動の時代に、アントレプレナーとして抱く感情は、
歯がゆさと悔しさ、焦燥ばかりである。
半導体や自動車を輸出して世界で稼げる時代はとうに過ぎた。
インターネットの出現により国境は実際になくなったも同然で、
世界がシームレスに融合する時代において、
“日本で通用すればいい”という内向きの精神では
生き残れるはずもない。
薄々気づいているはずなのに変わろうとしない。
“お上がなんとかしてくれるだろう”と悠長にかまえている。
あと5年か10年やり過ごせばいいゲームなら、
それでもいいかもしれない。
もちろんそんなはずはなく、
日本の未来が明るいものであってほしいと私は切に願っている。
だから待つことはできない」と。
結果として
「私たちはかつてないほどの緊急性をもち、
“自ら変わる力”が問われていることを自覚せねばならない」
と結んでいる。
その通りなのだ。
世界がかくも動いているときに、
「今動かないで、いつ動くの?!」ということ。
三木谷氏の発信に共鳴!!
我田引水だが、以前からビジ達でも
“令和トランスフォーメーション”と発信し、
これからのビジネスを研究する
【2030 Business LABO】を提案している。
この8月スタートで毎月開催予定。
詳しい内容はこちら
https://labo.q-b.co.jp/
参加希望の方はこちら↓までお問い合わせください。
https://labo.q-b.co.jp/?page=business-labo
話は、おススメ本に戻るが…、
Part 1では、「逆襲のために日本社会の“前提”を替えよう」は
三木谷氏と副代表のサイバーエージェント、藤田晋氏との対談。
Part 2の「DX化で行政もエフェクティブな組織に変われる!」は
幹事のサントリーホールディングス社長、新波剛史氏と
東京都副知事の宮坂学氏の対談。
Part 4の「“カッコいい日本”をブランディングしよう」は
三木谷氏、理事の井上高志氏、そして星野リゾートの星野佳路氏の鼎談。
いかがだろうか。
経団連や経済同友会などの
古い体質ではどうにもならないとして発足したのが“新経済連盟”。
今の世界のビジネスに対応できる
日本のビジネスをつくろう! という
意気込みを感じることができるおススメ本だ。