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2023
にわかに登場し始めた“AIタレント”は、業界の今後をどう変えていくのか?!
「今から、始める。
コレステロール、体脂肪に、美味しく飲みやすい。
特保“お〜いお茶 カテキン緑茶”伊藤園」
50歳くらいの白髪が少し混じった女性が、
笑顔で元気に手前に向かって走ってくる。
そして、“現在”というという大きな文字をバックに、
その女性の20代と思えるハツラツとした可愛い女性に変わる。
そして「今から、始める…」とナレーションが入るわけだ。
みなさんはすでにこのCMを観たことはあると思うのだが…
もしかしたら、このところはテレビ番組の録画を、
CM飛ばしで見る人も多いので、意外に出会ってないことも考えられる。
(ということから、CMの効果は下がっているのかもしれないが…)
【ついにテレビCMに、人間らしいAIタレント登場!】
この伊藤園のCM、今注目のAIタレントを起用した事例なのだ。
この“お〜いお茶CM”は、果たしてビジネスの世界に新たな風を
吹き込む存在となるのだろうか。
このCMの趣旨は、今飲む“お〜いお茶”が、
その後の50代の元気をつくり出すのだということ。
だからタレントを使って特殊メイクをするよりも、AIタレントの方が
効果的に演出できるということなのだろう。
どこかで見たような顔のようにも見えるが、誰というわけでもない美人。
そこがこのCMのポイント。
AIタレントの最大の魅力は、その無限の可能性にある。
不祥事やスキャンダルのリスクがなく、
24時間働けることは、ビジネスにおいて非常に魅力的。
また、多言語に対応し、クリエイティブな活動も可能な点は、
企業や広告業界にとって大きな利点となる。
導入コストについては、初期費用こそ必要だが、
その後の維持費はかなり低コスト。
これにより、人件費や健康診断、保険料といった
通常のタレントにかかる多くのコストを削減できることになる。
そして伊藤園のように、これまではその表現が難しく諦めていたことも
可能になるという。
もちろんクリアにしなければならないこともいくつかある。
肖像権や著作権の問題もあるわけで、
進めるときはかなり慎重にならなければならないことは間違いない。
【AIは脅威にもなるが、取り込めば心強い味方になる?!】
経営者仲間に、外国人タレントに特化してCMやテレビ番組、
モデルなどを供給する会社の社長がいるのだが、
かなり脅威に感じているという。
もちろん現状のビジネスを考えると、AIに取って代わられる可能性は
少しずつ高くなるわけだから、それも十分わかる。
ところが広告業界にしてみると、これまでは不可能と諦めていたCM演出が、
このAIの出現によって可能になったのだ。
20代のみずみずしいタレントと、その未来を想像する50代を
自然に演出できるようになったということ。
やっぱり一番の安心は、常に気にかけていた
不祥事やスキャンダルのリスクがなくなることかもしれない?!
とにかく、人間との共存が重要であり、
AIだけでは人間の温かみや感情、倫理観を代替できないわけで、
AIを使いつつも、人間との調和を保ちながら活用することが
求められるということ。
ということで、その外国人タレントに特化した
プロダクション経営者へのアドバイスは、“AIタレントの取り込み”。
すなわち「選りすぐられた外国人タレントも多く揃えていますが、
これからの業界を演出するAIを駆使した“AIタレントづくり”も
当社にぜひご相談ください」となる。
AIは私たちのビジネスの効率化も含め、可能性をより拡げてくれるもの。
「生産性も上げてくれるし、新たな拡がりも演出してくれます。
ぜひ敵に回さず、味方につけましょう!」と言いたい。