これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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目からウロコのおすすめ本

01/14
2025

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日本の“人口減少時代”における 必然的課題と新たな挑戦

先にも紹介したが…
“国土の長期展望(国交省)”中間とりまとめ概要によると、
日本の人口は、現状の1億2,693万人から、
2030年には1億1,522万人、
2050年には9,515万人と大幅な減少が予測されている。
この人口減少により、どのような課題が予測できるのか?!

【日本は今、大きな変化の時を迎えている?!】

日本の人口が減り高齢者が増える中、
企業や労働者の行動はどう変化していくのだろう⁈
(今年、団塊の世代のみなさんはついに後期高齢者に!)
これからの日本経済が直面する課題とは何か?

私たちはその課題にどう対応したらいいのだろうか?
そんなタイミングで
『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』
(坂本貴志著)が丸善本店に並べられていたのだ。

日本は今、人口が減少し高齢者が増えるという
大きな変化の時を迎えている。
この影響は経済全体に広がり、
企業や働く人たちの行動を大きく変えることになるだろう。
特に人手不足の状況が続く中で、
賃金が上がる状況となり、
企業の利益が圧迫されることが予想でき、
競争環境も変化していくことに。
このように、人口減少が進む中での未来は
さまざまな要因が絡み合っていて、
複雑なサイクルをつくっていくこととなるはず。

【人手不足の深刻化は、どんな課題を突きつけてくるのか】

その1、賃金の上昇
人手不足が進むことで企業は給与を上げたり、
労働時間を短縮する必要がでてくる。
賃金は企業の生産性向上だけではなく、
労働市場の変化に応じて上昇する。

その2、労働参加の拡大
賃金が上がると、公的年金の減少も影響し
高齢者の働く動機が高まるとともに
スポットワーク市場も含め新たな労働参加が進む。

その3、人件費高騰が企業利益を圧迫
賃金上昇は企業の人件費を増やし、利益の圧迫に。
企業は従業員への分配を考えなければならず、
利益の配分が株主や経営者に偏ることで
企業利益は減少することに。

その4、資本による代替により、人件費を削減
賃金上昇を受けて、企業は労働力を減らし、
資本の活かし方をシフト。
自動化やデジタル技術を導入して効率を高めることに。

その5、生産性の低い企業が市場退出、合併活発化
賃金上昇により、生産性の低い企業は
市場から退出するリスクが高まる。
ということから中小企業が厳しい状況に置かれる中、
高い利益を上げる企業が成長する。

その6、優先順位の低いサービスの消失
物価上昇の中で、企業は人手不足から
優先順位の低いサービスを減らす傾向に。
結果として生活者にとっての基本的なサービスも
失われる可能性が。

その7、緩やかなインフレーションの定着
企業のコスト上昇が続く中、価格も上昇する傾向に。
企業はそのコストを商品価格に反映させるため、
最終的に消費者にも影響が出る状況に。

その8、地方企業にとっての人口減少は、すぐさま死活問題
私たち中小企業の中でも地方企業においては
もっと経営環境は厳しくなることが予測できる。
経営者がこの流れにどう対処、挑戦するだろう。

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人口減少から起こることとは

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先取りビジネストレンド

01/06
2025

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新年2025年の “ビジ達流”モノ・コト予測!

謹賀新年
2025年も“ビジネスの達人”よろしくお願いします。
今年も“選ばれるビジネス”を発信し続けます。

~~~~~~~

ということで、2025年は
どんな年になるのだろうか?!
その予測のためには、今年どんなモノ・コトがスタートし、
何が日常化されていくのか?!

日経MJの2025年イベントカレンダーから
ビジ達流にピックアップしてみた。


[1月]
◆チームラボプラネッツが、東京・豊洲を1.5倍に拡張し、
“運動の森”をスタート。
子どもの想像力や身体能力を鍛える空間を設ける。

→ “Body Immersive”すなわち“没入感”の空間創り
ということで“チームラボ”を少し前に紹介したが、
次は私たちをどんな世界に取り込んでくれるのか?!
新たなイマーシブ体験に期待したい。

[4月]
◆“ZEN大学”開学(学校法人日本財団ドワンゴ学園)
唯一の学部である「知能情報社会学部」では、
AI時代に必要なリテラシーを身に付け、
変化の激しい社会に対応できる人材の育成を目指している。

→すでに出願者数が2000人突破したという。
まずはZ世代が対象となるが、α世代が中心の大学となる。
果たして“AI時代に必要なリテラシー”とは?!
少なくとも今の時代のリテラシーではなく、
次なる時代に通用するリテラシーってことなのだろう?!
(私などは、もう蚊帳の外に追い出されてしまう気分…)

◆大阪・関西万博開幕
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
“空飛ぶクルマ”のデモ飛行が目玉、161カ国・地域が参加予定。

→私は残念ながら1970年の“大阪万博”も
観ることはできなかったが、あれから55年、
今回はどんな未来社会を観せてくれるのか?!

[5月]
◆“こどもでぱーと”開業
東京都中野区と横浜市の2カ所で、子供専門の学習塾や
体操教室など、複数の子供向け施設を収容するビルを開業。

→このところの親や関係者の教育姿勢は、
他の人にはない専門的な教育を施したいという。
すなわちAIが普及するからこそ、
汎用的ではない特化型思考を求めているということ。

[12月]
◆テーマパーク“ジャングリア”開業
大自然を舞台にしたテーマパークが沖縄県に誕生。
サファリライドや気球体験などのアトラクションを展開。
数々のテーマパークを手掛けてきた森岡毅氏が、
刀創業以来取り組んできたプロジェクト。

→これまでの遊園地は、あくまで人工的に遊園地として
造られていたが、ジャングリアは沖縄の大森林や
大自然を活かしたアトラクションだというから期待したい。
ときには、デジタルで人工的な環境から抜け出したいはず。
もっと沖縄を訪れる人が多くなるに違いない。

◆“AIスマートリンク”実用化
シャープは、京都芸術大学と共同で
生成AIとの自然なコミュニケーションを実現する
ウェアラブルデバイス“AIスマートリンク”を開発。
首にかけるだけで、音声による生成AIとの
自然なコミュニケーションを実現する。

→さまざまな問いかけに対し、内蔵したマイクとカメラで
周囲環境を把握して対応してくれるという。
この“AIスマートリンク”を使ってみると
今後のAIの可能性が見えてくるに違いない。


今回は2025年の可能性が見えてくる
6つのモノ・コトを紹介したが、いかがだろうか?!
すべてが加速する時代が、見えてきただろうか?!

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“チームラボ”でのイマーシブ体験

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はなまるア・ラ・カルト

01/06
2025

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イノベーションを生み出す思考法。 令和のデザイン思考!

あなたが訪れるお気に入りのカフェ。
暖かな日差しが差し込む窓際の席、心地よい音楽、
そして美味しい香りのコーヒー。

あなたはそこでiPadから“ビジネスの達人”に目を通す。
なぜその場所があなたにとって特別なのか?!

そのカフェの立地がいいのか、
インテリアデザインがいいのか、
そのお店のスタッフの動きであり対応がいいのか、
流れる音楽のセレクション?!
ソファやテーブルのオシャレさと配置?!
あなたのお気に入りの理由は、もっと複雑なものかもしれない…


【その“お気に入り”には、デザインの存在が?!】

このあなたのお気に入りであり、感情豊かな体験は
デザインによって支えられているとすると…
私たちの日常に“デザインの力”が
どれほど重要であるかを再認識することができるはず?!

あなたの“特別な場所”だけでなく、オフィスも
オフィスのある街も、そしてあなたの“仕事”にも
“デザイン”が大きく関わっているということ。

ビジネスも”いいデザイン”をすることで、
お客さまも喜び、提供する私たちも報われる。
会社の組織でありシステムも
時代に対応した“いいデザイン”をすることで、
日々の仕事が楽しくなったり満足感にもつながるのだ。


【これからの時代は“令和のデザイン思考”が注目される‼︎】

私はさまざまな広告づくりやプロモーション企画、
そして空間づくりやブランディングも含め
この約40年間の仕事を“デザイン”という言葉で括ってきた。
経営も“経営をデザインする”と言ってきたほど。

ということで、令和の時代はこの時代だからこその
“令和のデザイン思考”が注目される。

“デザイン思考”とは、人々のニーズやウォンツを理解し、
美と調和を重視するアプローチ。
これにより、私たちは新しいアイディアや革新を生み出せる。

“令和のデザイン思考”として、
私たちは次のようなことに注目したい。

まず、「人を中心に考える」こと。
(もちろん令和の人々にとってということ)
商品やサービスを利用するお客様だけでなく、
これらを提供するスタッフや協力者も幸せになれること。
これにより、すべての関わる人々が
より良い体験をすることが可能になる。

次に、「美と調和を大切にする」こと。
この理念は、企業活動が社会・地域との関係を
より良くするための全体最適化を意味する。
これにより、ブランドとしての信頼と評価も向上することに。

↓ ↓ ↓

すべてが加速する令和時代においては
私たちを取り巻く環境はどんどん変化していく。
すなわち、求められる“美と調和”も
変化を余儀なくされるということ。

この変化する日常生活の中で
“デザイン思考”は、問題を発見し解決する過程でもある。

機械やAIではカバーしきれない未知の領域に対して、
新しい価値や体験を提供することが
“令和のデザイン思考”なのかもしれない。

…と考えると“デザイン思考”はますます重要度を増してくる。
ということは、問題を発見し、マクロ的な視点により
解決のための試行錯誤を実践できる人こそが
令和の時代に求められる“ビジネスパーソン“であり
“令和のデザイナー”なのかも?!

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ますます重要度を増してくる“デザイン思考”

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