これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

先取りビジネストレンド

04/14
2025

tre_0414_1

社会のあり方を豊かにする “ロボットビジネス”の未来と可能性

今回のテーマは“ロボットビジネス”。
“鉄腕アトム”や“ドラえもん”、スターウォーズに出てくる
ロボットの話しではなく、もっと現実的な話。

このところ私的に身近で活躍しているロボットというと
お掃除ロボット“Roomba(ルンバ)”であり、
すかいらーくチェーンのネコ型配膳ロボットだろうか。

ルンバはその可動音で、時々zoom会議の邪魔をして
困るときもあるのだが、それなりに活躍してくれているようだ。
(一応、ゴミパックが一杯になりときどき赤ランプがついている)

そして、私もときどきお世話になっている
あのネコ型の配膳ロボットだが…
仮に時給計算するとなんと約90円になるという。
(おー安い賃金?!)

もちろん稼働状況によって変動するが、仮に5年間、
1日12時間稼働させた場合、時給換算すると約90円。
これは、全国平均の人の時給が1,203円であることを考えると、
大幅なコスト削減となるのだ。

もちろん、人間がフォローしないとダメなところも多いが、
役割分担をしっかりすると、その活躍は充分大きい。

先にも紹介したが、先進国は人口が減少し高齢者が増えるという
大きな変化の時を迎えているわけで、
特に人手不足の状況が続く中で賃金が上がる状況となり、
これらロボットの存在価値は、ますます上がっていくことだろう。


【第4次ロボットブームの到来!】

えっ?!これが第4次ロボットブームの到来?
(この辺はよくわからないが…)

今、さまざまなロボットたちが我々の生活と仕事のあり方を
根本から変えようとしている。
今やロボットは SF やマンガの産物ではなく、
我々の日常に密接に関わる技術となりつつある。

先に紹介した配膳ロボットなどのサービスロボットの導入は、
その経済的効果とともに、顧客体験の向上にも寄与している。
この流れは今後、さらに多くの分野において
加速されていくことは間違いない。

まず注目したいのは、ロボットが果たす社会的役割。
→コスト削減や業務効率化だけでなく、
ロボットは人間が本来持つべきクリエイティブな業務を
サポートする役割も担っている。
これにより、従業員はより付加価値の高い業務に
集中できるわけだ。

次に、技術の進化がもたらす
新たなビジネスモデルの創出にも目を向けるべきとき。
→AI とロボティクスが融合することにより、
ロボットは更なる自律性を持ち、 
ビッグデータを基にした意思決定が可能となる。
これにより、産業の様々な分野での適応力が高まり、
顧客ニーズに特化したサービスの提供が可能となる。


【人とロボットが共存する未来へ?!】

食品業界では、個々の消費者の嗜好を解析し、
パーソナライズされた食事を提供する
ロボットシェフの登場が期待されている。
また、国際的な競争が進む中で、
ロボットビジネスは、新しい市場を開拓する
チャンスも生み出している。

特にアジア市場では、急速に発展しているスタートアップが多く、
新たな技術やサービスを生み出している。
これにより、グローバルな視点での協力や、
技術の相互利用が促進され、
ロボットビジネスの成長を加速させることになるだろう。

この相互利用でありさまざまなテクノロジーの融合が、
エクスポネンシャル(指数関数的)な加速となり、
私たちのビジネスも生活も加速度を伴って
大きく変わっていくことだろう。

ロボットの進化は、単に技術の革新にとどまらず、
社会のあり方を豊かにする大きな可能性を秘めているということ。


◇画像を見る↓
 https://bt.q-b.co.jp/blog/

IMG_0991

第4次ロボットブームとは

ページTOPへ
選ばれるビジネス

04/07
2025

biji_0407_1

大きな変化の70年と、 驚異的変化の令和時代への適応!?

私が生まれた1955年からの70年間、 
私たちは大きな技術革新と社会変化を経験してきた。

私が育った北海道の日高山脈の麓の十勝では、
1960年代の農家には、まだ農耕馬がいて、
一緒の家族として育った記憶が…
その証拠に、私の脚の向こうずねには、
馬に蹴られた傷痕がいまだに残っている。
それから数年でトラクターなるものが現れ、
広い畑を走り回るのは、馬ではなくトラクターに替わっていた。

家族みんなで協力してやっていた手間のかかる牛の乳搾りも、
あるタイミングで自動搾乳機“ミルカー”が現れ、
たくさんの牛を捌ける環境に変化していったのだ。
ということで昭和時代には、
戦後の経済成長と技術の進化があったが、
これらは比較的時間をかけての進展だった。

【平成、令和へとその変化は加速!?】

一方で、平成を経て令和時代に入ると、
その変化は一層加速することに。
コロナパンデミックもあり、特にデジタル技術の発展は、
私たちの生活様式やビジネスの在り方を劇的に変えていった。
この変化を余儀なくされている理由は、
主に情報技術の革新とそれに伴うグローバル化。

まず、インターネットの普及による情報伝達速度の向上は、
世界を瞬時に結びつけることにつながった。
AIやIoT技術の進歩は、産業のオートメーション化を促進し、
リモートワークやオンラインサービスの普及を加速。
これにより、地域や時間の制約を超えた働き方や
生活スタイルが定着した。

また、消費者行動の変化も無視できない。
インターネットの発展により、
消費者は膨大な情報へのアクセスが可能となり、
より高度な選択肢を求めるようになった。
これに対応するため、企業は迅速な変革を迫られることに。

私のような昭和中頃から育った人間にとっては
このところの変化のスピードは、とにかく驚異的なのだ。
ということは、私たちのビジネスにおいても
これらの変化に適応するための手段が必要ということ。

【驚異的変化への対応方法として】

その1 ◆柔軟性と継続的学習の重要性
技術は絶えず進化している。
個人レベルで新しい知識を学び続けることは、
生き残るための鍵となる。

その2 ◆デジタルスキルの向上
デジタル技術が日常化した現代において、
ICTスキルの向上は不可欠。
これにより、変化するビジネス環境にも適応力を発揮。

その3 ◆持続可能なビジネスモデルの策定
短期的な利益ではなく、長期的な視野で
持続可能性を考慮したビジネス戦略が必要。
フォアキャスティングではなく、バックキャスティング思考へ。

その4 ◆社会貢献と環境配慮
技術の進化がもたらす社会への影響を考慮し、
倫理的かつ環境に配慮した取り組みを重視すべき。

ここに“その5”を加えるとすると
「人と文化の資本経営」をおすすめする。
私が経営に関わってきた40数年を振り返ると、
一見お金になり難い“人と文化”に関わる施策であり事業展開が、
ブランディングに貢献したように思えてならないのだ。

biji_0407_1

最近の変化のスピードに適応するには

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

04/07
2025

key_0407_1

孔子曰く“七十にして矩をこえず”って!?

ついに70歳を超えたことで、孔子の
「七十にして矩(のり)をこえず」
という言葉を改めて調べていると…

『子の曰く、吾れ 十有五にして学に志す。
三十にして立つ。 四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。 六十にして耳順う。
七十にして心の欲するところに従って、 矩を踰えず。』

“七十歳にして、心の欲するところに従って矩を超えない”
その意味は、自分の欲望にも正直でありながら、
自然と倫理観に基づいた行動ができる状態とある。
すなわち、長年の経験と知恵により、
無理なく正しい判断を下し、
徳を表す行いが自然にできるようになるのだと。

え〜、まだ結構無理しないと“自分の欲望”は
抑えられないんだけど…
そして四十どころでなく、七十でも迷ってるし!
まぁ、孔子が約2500年前に発信したわけだから
現代とはかなり年齢の誤差があるということだろう。

ということで、これらの言葉の意味を再確認してみよう!

【改めて、ここで孔子の話を現代訳すると】

人生の各段階における知恵と成長のプロセスに注目し、
生涯にわたる“学びと成熟”のプロセスについて語っている。

◆ “十有五にして学に志す”

十五歳で学問に志すことは、
若年期における基盤づくりとなり、
知識の蓄積は、後の人生において重要な役割を果たす。
若いうちに学び始めることで、知識と理解が深まり、
人生の土台が強固になるという。

◆ “三十にして立つ”

三十歳にして自立することは、
知識を実社会で活かし、自覚と自己責任を持つことになる。
この時点で、自分の意思をはっきりさせ、
世の中でどのように貢献するかを考える時期である。

◆ “四十にして惑わず”

四十歳では、迷いがなくなるという。
有り余る情報や選択肢の中から、
自分自身の価値観や経験を通じて最適な選択が可能となり、
自信を持って行動できる段階に到達する。

◆ “五十にして天命を知る”

五十歳にして天命を知るというのは、
自分の人生の意味や目的を深く理解し、受け入れることを指す。
この年齢には、ある種の達観があり、
力の及ばない自然の摂理や巡り合わせを素直に受け入れながらも、
なお実践的な努力を続けることができる。

◆ “六十にして耳順う”

六十歳にして耳順うというのは、
人の言葉を自然に受け入れ、多様な意見に対する
理解が深まる状態を示している。
他者の言葉に耳を傾け、柔軟に応じられるようになることで、
社会との調和も進むという。

そして、“七十にして矩をこえず”となるわけだ。
この孔子の言葉は、現代との年齢の誤差はあるものの
生涯にわたる成長のプロセスは、現代においても
常に学び続ける意欲と心の成長を促すもの。

それにしても…私は今、やっと四十くらいだろうか?!

key_0407_1

現代の70歳はどうだろうか

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ