これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

06/16
2025

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ドミナント戦略 × GLAY =人気ラッキーピエロ 函館発!地域密着型の成功戦略

今回、久々に函館を訪れ、人気の“ラッキーピエロ”で
チーズバーガーとポテトを味わってきた。

聞いていた通り、オリジナリティあるハンバーガーが多く
出来たて熱々でとっても美味しい。
一緒に訪れたファミリーも、昨年沖縄で体験した
“A&W”のバーガーと比較しながら
その新しい感覚のハンバーガーを楽しんでいた。

ご存知の方も多いと思うが、“ラッキーピエロ”は
函館の地元住民に40年近く愛されてきた
ハンバーガーチェーン。
(この道南の函館地区にしかないのだ!)

その人気が全国に広がった理由は…
函館が生んだロックバンドGLAYとの深い関係がある。
GLAYのメンバーはインディーズ時代に函館に住んでおり、
“ラッキーピエロ”を頻繁に訪れていたという話が
全国放送の音楽番組で紹介されたのだ。

このエピソードがラッキーピエロの知名度を急上昇させ、
多くのファンが訪れるきっかけとなったという。


【新鮮な地元食材を活かした熱々のメニューがポイント】

ラッキーピエロでは、函館ならではの新鮮な地元食材を
活かしたメニューがラインナップされている。
地元特産品を使用した料理が人気で、
オーダーメイドシステムによる注文後の調理により、
できたての美味しさを提供している。

このシステムが、常に新鮮で熱々の料理を
届けることを可能にし、多くのリピーターを生み出している。
また評判が口コミで広がり、メディアでの紹介を活用して
更なる認知度の向上にも成功している。


【地域密着型の徹底した“ドミナント戦略”を実践!】

今回はベイエリア本店でハンバーガーを食べたのだが…
朝市を見に行っても、五稜郭公園に行っても、
赤レンガ倉庫を訪ねても、森町の大沼公園まで足を伸ばしても
あの派手なラッキーピエロの看板に出会えるのだ。
とにかく、訪れるところにはラッキーピエロが…

実はラッキーピエロは、函館市内での高密度の店舗展開により、
地域密着型の“ドミナント戦略”を展開している。
調べてみると…人口約16,192人あたりに1店舗を配置、
地域住民との繋がりを強め、地域認知度を向上させている。
だから市内のどこに行ってもあの看板に出会えるということ。

この戦略は、あのマクドナルドの密度を超えるものであり、
アクセスの利便性を高めている。
さらに、地元イベントの支援や学校との協力活動も含め
地域社会との関係性を深める取り組みを行っているという。
地域コミュニティの一員として、ラッキーピエロは
地元経済の活性化にも貢献している。

↓ ↓ ↓

ラッキーピエロはGLAYとの関係を活かしながら、
地元地域に根ざした独自のビジネス戦略を成功させている。
これは単に店舗を展開するだけでなく、
地域社会への文化的貢献も含めた
持続的な関係構築を重視しているということ。

私たちはつい目先の収益であり、
自分のお店や会社のことばかりに走りがちだが、
もっと長期的な視点で地域社会と共に歩むことが
“存在意義”ある企業展開となる。

そういえば…もう直ぐリーダーズセミナーで訪問する
“石坂産業”も、あの埼玉の地域に愛される会社になっていた。

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函館の地元にしかないハンバーガー店

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新鮮な地元食材を活かしている

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はなまるア・ラ・カルト

06/09
2025

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私にはわからない“ガチャガチャ”の魅力と若者文化の新潮流

東京駅丸の内・地下広場に現れたガチャガチャの島。
こんなにガチャガチャを並べて回収できるのだろうか?!
(先日改めて訪れてみると、何もない広場になっていたが…)
なぜ、ガチャガチャにそんなに若者は投資するのか?!
その価値がわからない昭和世代が思うガチャガチャの可能性?!

ガチャガチャの起源はアメリカと言われているが、
進化が著しく、多くの興味関心を得たのは
日本での発展があったからと言われている。
いまガチャガチャは日本にしかないと言ってもいいだろう?!
現在は海外でも展開している企業が増えてはいるが、
大きさや重さ、権利などの関係もあり広がっていないのが実際。

私たちが海外で観光地を巡るように
秋葉原のアニメ関連商品を物色し、ガチャガチャを回すのは、
外国人観光客にとっての楽しみの一つ。
まさに”日本らしいこと”でもあり、
日本にしかない遊びということのようだ。

【ガチャガチャは、偶然性と驚きの文化?!】

1965年にアメリカから上陸してから60年。
ガチャガチャは、その“偶然性”と“驚き”の要素で
多くの人々を魅了し続けているようだ。

情報が瞬時に手に入る現代社会では、
多くのことが計画通りに進むことが求められるが、
そんな中で“何が出るかわからない”という
ガチャガチャの体験は、新鮮で心をワクワクさせるという。
(コインを入れてレバーを回すだけで、ワクワクするんだ?!)

この意味で、ガチャガチャは日常生活に小さな驚きと興奮を
もたらす存在として位置づけられている。
もしかしたら、あのクレーンゲームも一緒なのだろうか?!
残念ながら私たち昭和世代は、
そんな割の合わないところにお金を投資しないのだが…

【SNSが作る新たな感動や驚きの共有体験】

このガチャガチャブームは、第4次ブームだという。
そこには、SNSの存在が。
人々は手に入れた景品をSNSに投稿し、
その感動や驚きを共有し、そしてより多くの人が共感。
新たにガチャガチャを試してみたくなるという。

SNSは、ガチャガチャの楽しさを個人の経験から
コミュニティ全体に拡大させる媒体となり、
一体感のある文化を醸成しているのだ。
これにより、従来ガチャガチャに興味がなかった人々も
新たに関わりを持つ機会が増えているという。

また、ガチャガチャは近年、キャラクター商品の枠を超え、
個人の趣味嗜好に合わせた多様性を展開している。
出てきたものが自分の欲しいものでなかった時は、
グループ分けしてメルカリで販売しているという。
この辺の対応も、今ならではといえる。

【ガチャガチャは、次世代の文化的価値観をも創造するのか?!】

私のようなガチャガチャの魅力が分からない世代にとって、
この現象は新鮮で、次世代の消費者文化の一端を
理解する手助けとなるのだ。
今後もガチャガチャは、そのシンプルで魅力的な
プロセスを通じて、新しい世代の文化的価値観を形成する
重要な一因となるのだろう。

これをベースに、次なるガチャガチャ的感動の遊びが
生まれてくるのかも知れない。
ガチャガチャは、これからも私たちの生活に…いや、
私たちより若い世代の人たちに彩りを与え続けるのだろう。

もしかしたらガチャガチャも、
すでに“日本の文化”の一つと言えるのかも知れない?!

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驚くほどの数が並ぶ

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先取りビジネストレンド

06/09
2025

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ペットロボ“モフリン”、 5カ月で7000個販売からの可能性

“モフリン”が人気?!
“モフリン”って誰?
このところのインフルエンサー?
ソニーの“aibo”の次は、ねこ型ロボット?!
えっ?!カシオ計算機がペットロボ“モフリン”を創った?

近年、ペットロボ市場における革新が進む中で、
カシオ計算機の“モフリン”が注目を集めている。
2024年11月の発売以降、
わずか5カ月で販売数が7000個を超え、
目標の6000個を上回る成功を収めた。
この背景には、現代社会の多様なニーズと
技術の進化が深く関係している。

【育成AIが生み出す、個性豊かなペット体験】

まず、“モフリン”の最大の特長は
そのAIによる“育成型”の性格付けだ。
ユーザーの接し方によって性格が変化するため、
まるで本当のペットを育てるかのような体験が提供される。
このインタラクティブな要素が、人間の感情に訴えかけ、
“自分だけのパートナー”としての愛着を生む要因となっている。
また、“モフリン”は毛皮に覆われた愛らしい外観を持ち、
視覚的にも嗜好に訴えるデザインが施されている。

【多様なニーズに応える、ペットの新たな選択肢】

多くの消費者が“ペットを飼いたい”という欲求を持ちながらも、
アレルギーや住環境といった制約から本物のペットを
持つことが難しい状況にある。
特に一人暮らしの人々や高齢者にとって、
柔軟な代替手段としてのペットロボットは
魅力的な選択肢と言えるだろう。
さらに、急速な高齢化社会の中で、
人々は孤独を感じることが増えているという。
“モフリン”は、そんな孤独を埋める存在として
そして“家族の一員”として多くの人に受け入れられつつ有る。
このように、心の健康を支えるツールとしての側面も、
販売好調を支える一因なのだろう。

【技術進化がもたらす、新たな人とロボットの関係】

技術的にも、AIの進化に伴い、
ますますリアルな動きや応答が可能となり、
これがまた、消費者の興味を惹きつけている。
こうした中、技術が“人とモノの関係を再定義する”
フェーズに来ていることを示している。
要するに、“モフリン”は単なるガジェットではなく、
感情を持つパートナーとしての存在価値を確立したのかも?!
これからの時代、ますます多様化するライフスタイルに
寄り添う存在として、ペットロボットの役割は
重要性を増していくのだろう。
“モフリン”の成功は、そんな未来を先駆ける象徴とも言える。

【今後のペットロボの可能性は…】

今後はもっともっとより自然でリアルな動きや会話が可能になり、
人間と感情的に深くつながることが可能になるのは
間違いないだろう。
少し前の弘兼憲史氏が描く『黄昏流星群』での物語だったのだが…
未来のAIを駆使した“クルマロボ”がテーマ。
主人公の男性が女性的クルマロボを購入し、
ドライブの度に男女のコミュニケーションを繰り返していた。
ある時、助手席にリアルの女性を乗せたのだが、
クルマロボがジェラシーを抱き、その女性が降車の際に
あえてドアに挟みケガをさせていたのだ…
弘兼氏が描きそうなシチュエーションだが、
近い将来、そんな時がリアルに来る可能性は高い。

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ふわふわの毛で愛らしい姿

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選ばれる仕事道

06/02
2025

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蔦屋重三郎と林 忠正、 “日本文化”グローバル化の軌跡

今、“大阪・関西万博”の真っ最中だが、
19世紀後半のあの“パリ万博”において
日本の美術であり文化を紹介した“林 忠正”に注目!

先のテレビ番組『歴史探偵“万博と日本”』を視聴していて
発想したことだが…
約150年前、林 忠正はパリ万国博覧会における
日本美術の紹介を通じ、新たな文化の架け橋となったという。

そしてこのビジ達でも紹介した
大河ドラマ『べらぼう』の蔦屋重三郎。
江戸時代を代表する出版業者であり、浮世絵の普及にも貢献した。
喜多川歌麿や葛飾北斎などの才能を見出し、
彼らの作品を世に送り出した人物でもある。

蔦重(つたじゅう)の活動は、江戸の知的環境を豊かにし、
日本美術の発展に寄与した。
蔦重の元で生まれたこれらの作品は、
後に日本の文化を世界に紹介する重要な要素となった。

この2人の関係を理解してもらえただろうか?!
日本の歴史において、多くの人物が文化の紹介と普及に
尽力してきたわけだが、林 忠正と蔦屋重三郎は、
異なる時代に活躍しながらも、共に日本の美術と文化を
世界に広める上で大きな役割を果たしたということ。

やっぱり“万博”は、世界の国々の文化交流には
重要な役割を担っているということだろう。
(さて、まだ混み合っているというし、
大阪・関西万博にはいつ頃行こうかな?!)


【蔦重のクリエイティブな発想と、林 忠正の進取的な精神】

蔦重の活躍した江戸時代から約100年後、
林 忠正は25歳のとき、明治時代の進取的な精神により、
パリ万国博覧会の通訳としてフランスに渡った。

1860年前後から1920年頃までの間、
ヨーロッパでは“ジャポニスム”が流行し、
日本美術への関心が高まっていた。

林はこの機会を逃さず、日本の工芸品や浮世絵の魅力を
フランス語で詳しく伝えることで、
ヨーロッパにおける日本美術の評価を高めたという。

林がパリで紹介した美術品には、
蔦屋重三郎の影響下で発展した浮世絵も多く含まれていた。
これにより、蔦重の時代に育まれた浮世絵が国際的に評価され、
その芸術性が世界中に広まる一助となった。
林の活動は、単なる商業的な成功にとどまらず、
文化的な架け橋としての役割も担っていたのだ。

林 忠正は、日本国内で軽視されることの多かった
浮世絵の価値を再評価し、その芸術性を守るために貢献した。
彼の情熱と努力がなければ、これらの貴重な文化遺産は
失われていたかもしれない。

国際的な視野を持ち、日本文化を熱心に紹介した彼の活動は、
現在でも評価されている。

↓ ↓ ↓

このように、蔦屋重三郎と林 忠正という時代を超えた
二人の貢献は、日本の美術と文化が国際的に認められ、
発展する土台を築いたということ。

彼らの業績を振り返ることは、文化遺産をどのように守り、
発信していくべきかを考えるきっかけにもなるのだ。

ちなみに、現在J-POPをはじめとする日本の音楽が
国際的な注目を集めている。
日本なればこその曲の細やかで密度ある感覚と
ビジュアル面も評価され、多くの海外の人たちに
受け入れられているということなのだろう。

パリ万博の時代は、“林 忠正”のような紹介者が必要だったが
今はその役割をSNSがやっているということなのだろうか?!

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蔦重と林 忠正の共通点とは?!

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ファインスピリッツキーワード

06/02
2025

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約10年前に、経営を“丸投げ”してみた?!

もう経営のバトンを渡してから10年経ったわけだが…
コロナ禍もあり、加速するビジネス環境の変化もあり、
結構大変な10年だったと思うが、
ビジネスドメインのシフトも含め、
数字的にもいま我が社はやや落ち着きつつある。

「え〜経営って、“丸投げ”しちゃっていいもの?!
数字の報告に対しても、次なる中長期ビジョンに対しても
いろいろアドバイスするんじゃないの?!
オーナーだったら…会長とか顧問とかの立場で、
あれこれ口出しするんじゃないの?!」
という声も聴こえて来そうだが…

まぁ、いろいろ考えだけど
“見ざる、言わざる、聴かざる”を徹底してみた?!
これが“経営の丸投げ”!

先に紹介した“ムヒカ”ウルグアイ元大統領の話。
「われわれは時代の変わり目にいます。
ひとつの世界が去り、別の世界がやって来ます。
しかし去る者はまだ去っておらず、来る者はまだ来ていない。
だからこそ、今は多くの矛盾を抱えた
不確実な過渡期の時代なのです」

うんうん、わかる気がするが…
私は来る者はすでに来ていると思っていて
去るものと来た者が混在しているのが今だと。

“団塊の世代”がいて、“団塊ジュニア”がいて、
すでに価値観の違う“ミレニアル世代”そして“Z世代”がいる。
この約30〜40年がデジタル化の過渡期であり、
地球規模での価値観の転換の時だったのだ。
(まだその前の時代を引きずっている多くの経営者が
多いということ)


【だから人間の可能性を発揮できる“丸投げ”がいい?!】

このすべてが加速する時代は、
“経営者としてのセンス”を持ってそうな次なる世代には
“丸投げ”する方が上手くいく可能性は高くなるのでは?!
だって過渡期のビジネスは、次なる時代のビジネスへ
変化を余儀なくされるわけだから…

特にデジタル化が進むこの時代、
変化する環境に柔軟に対応できる新しい感性が必要となる。
だからこそ、経営を次世代に“丸投げ”することは、
合理的かつ効果的な選択となると考えてみた。
意思決定においても、古い価値観に捉われることなく、
より良い未来を築く可能性を広げることになるはず?!


【“丸投げ”で重要なのは、信頼と覚悟!】

やっぱり、“信頼と覚悟”がものを言う。
小さな失敗は覚悟の上で見守る。
これが次世代のリーダーたちの可能性を
最大限に発揮できる場となるのではないだろうか。
そこにリーダーの責任と覚悟が芽生えてくるはず?!

↓ ↓ ↓

◆主体性が高まり自分で考えて動くようになる

◆モチベーションが上がる

◆責任を持っての決断・行動となる

◆成長を促すことができる


明治時代に活躍した後藤晋平氏の言葉に
“財を遺すのは下、仕事を遺すのは中、人を遺すのは上”
とあるが、私も結果として可能性ある1人の経営者を
遺すことになったのかもしれない。

もしかして、経営の丸投げに必要なのは、
信頼と覚悟と、そして“勇気”なのかも知れない!

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丸投げ?され、バドンを受け取った山田社長

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