これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

03/02
2026

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なぜ今、企業に“CAIO”が不可欠なのか?! 2040年からの逆算。

CEO、CTO、CMO、CAO…など“CxO”は、
企業における特定の部門・機能の最高責任者のこと。
(→Chief x Officer)
経営全般のCEO(最高経営責任者)のもと、
各専門領域の意思決定と責任を担う役割分担。
そこで私が発想したのは、“CAIO”。

すなわち、企業におけるAIをどう活かすかの最高責任者。
→単なるAI技術の導入にとどまらず、
ビジネスモデルの変革やリスク管理を経営視点で行う経営幹部。

ちなみにCAOは、Chief Administrative Officerで、
主に企業の“最高管理責任者”や“最高総務責任者”を指す…
ということで、他よりは長くなるが、“CAIO”かな?!
として調べてみると……すでにあったのだ。
(残念!)

とにかく企業における“CAIO(Chief AI Officer)”の存在が
その企業の未来に大きく影響するということなのだ。


【そこで、“ビジ達”が発想する“CAIO”は…】

「Think Global, Act Local. Think Long-range, Act Tomorrow.」
この“ビジ達流”のキーワードは、
AIという強大なテクノロジーを前にした
我々が持つべき羅針盤である。
多くの企業がAIを単なる“業務効率化のツール”として捉え、
目先のコスト削減に躍起になっている現状がある。

しかし、2040年という未来を見据えたとき、
その近視眼的なアプローチだけで自社は存続し得るだろうか…
(否、難しいのは確か?!)

今、企業に求められているのは、10年後、
いや20年後の未来から現在を逆算し、
AIと人間の連携による“あるべき姿”を設計できる
リーダーとしての“CAIO”の存在だ。


【効率化の先へ!未来を“デザイン”する力】

これまでCTOやCIOが担ってきた役割が
“技術の最適化”であるとすれば、これからの時代、
“CAIO”が担うのは“未来の再定義”ということ。

例えば、ある大手物流企業がAI導入を検討するシーンを想定する。
単に“配送ルートを効率化し、無人化を進めよう”
と考えるだけでは不十分。
それは明日の業務を楽にするだけであり、
もっと遠くの未来を見据えた視点が欠けているということ。

2040年、人口減少がさらに進み、
移動の価値そのものが変わった社会で、物流業は何を担うのか?!

単に“物を運ぶ業者”ではなく、“地域コミュニティのハブ”や
“生活インフラの守り手”へと進化している可能性もある。
“CAIO”の役割は、こうした地球規模の社会変化や
長期的な時間軸の中で、自社の立ち位置を俯瞰すること。

“2040年にどのような価値を届けていたいか”
という理想の未来を先に設定し、
そこから逆算して“今、AIをどう使うか”を決定する。
AIはあくまで手段である。
目的は、企業そのものをどうその先へ進化させていくのか?!


【明日を変えるための“新しい教養”】

もちろん、未来の理想を描くだけでは絵に描いた餅に過ぎない。
大切なのは、それを明日からの具体的な行動に変えること。

ここで“CAIO”に求められるのが、
先のビジ達で紹介した“新リベラルアーツ(教養)”という資質。
AI技術への深い理解はもちろんのこと、
倫理観、哲学、歴史といった幅広い視座を持つことで、
技術的な可能性と社会的責任のバランスを取ることが可能となる。

例えば、生成AIを活用する際、
世界的な課題である権利問題や倫理的リスクを理解しつつ、
自社の現場レベルではどのようなルールを設け、
どのように人材を育成すべきか。

この高度な判断を下せるのは、
技術と教養を兼ね備えた“CAIO”のみである。
2040年は、決して遠い未来ではない。
その時、自社が“AIに使われる側”になるのか、
“AIを相棒にして新たな価値を生む側”になるのか。

その分岐点は、今、確かなビジョンを持った“CAIO”を
育成できるか否かにかかっている。

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AIと人間の連携による“あるべき姿”を設計

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選ばれるビジネス

03/02
2026

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“ほぼカニ”のカニカマ、米国市場で快進撃!!

「かにつめ風蒲鉾」
「ほぼカニ(※カニではありません)」
「かに風味かまぼこ」

最初、売り場で“ほぼカニ”を見た時は笑ってしまった。
そして“ほぼカニ”には、登録商標のRマークも付いていたのだ。

サラダの彩りに欠かせない赤いアクセント“カニカマ”。
そしてこれら“カニカマ”は、結構美味しいのだ。
私の毎日つくるサラダにも、
このカニ風の蒲鉾がおおよそ入っている。

もはや本物のカニの代用品という地位を超え、
一つの独立した美味しい食材として
確立されていると言っても過言ではないだろう。

そのカニカマが今、太平洋を越えて米国で熱い視線を浴びている。
練り製品大手のスギヨ(石川県七尾市)が、
米国工場の生産能力を倍増させるというニュース(記事)が
飛び込んできた。

数億円規模を投じ、2026年中の稼働を目指すという本気の攻勢だ。
私たちにとって身近な“あの味”が、
米国人の胃袋をも鷲掴みにしている事実は、
驚きとともに誇らしさを感じさせる。


【カリフォルニアロールだけじゃない】

米国における“カニカマ”の普及といえば、
まず思い浮かぶのが“カリフォルニアロール”だろう。

生魚を食べる習慣のなかった欧米人に対し、
アボカドとともにカニカマを巻くことで
寿司文化を浸透させた功績は大きい。

しかし、今回の増産計画の背景にあるのは、
もっと日常的な食卓への浸透だ。
記事によれば、米国ではサラダなど幅広い料理に使われており、
売り上げは毎年右肩上がりだという。

ヘルシー志向の高まりとともに、魚肉タンパク質を
手軽に摂取できる食材として再評価されているのだ。

かつては“Imitation Crab(模造カニ)”と呼ばれ、
あくまで代用品の扱いだったものが、
今や“Surimi Seafood”として一つのジャンルを築きつつある。

現地の生活者が、私たちと同じように
“あーこれを入れると美味しいな”と
感じながら食べている光景を想像すると、
なんだか嬉しくなってくる。


【“カニよりカニらしい”技術の粋】

スギヨをはじめとする日本のメーカーは、
単に色や形を似せるだけでなく、繊維のほぐれ方、
噛んだ瞬間の弾力、そして口に広がる風味に至るまで、
徹底的に“カニらしさ”を追求してきたという。

それは最新鋭の分析機器と、職人的な味覚の合わせ技によって
生み出された芸術品。

杉野社長が語る「最新設備の導入で効率化しつつ高品質を維持する」
という姿勢からは、伝統的な練り製品の技術を、
現代のエンジニアリングで昇華させようとする気概が感じられる。

この繊細な味と食感の設計こそ、
日本人だからこそ作り得たものであり、
模倣の難しいコア・コンピタンスなのだ。


【世界標準語になる日も近い?!】

今回のスギヨの生産倍増計画は、
単なる企業の海外展開という枠を超え、
日本の食文化の勝利を語ってくれている。

安価な代用品からスタートし、品質を磨き上げることで
本物を凌駕するほどの価値を生み出す。
これは日本のモノづくりが得意としてきた
“カイゼン”の精神そのものだ。

米国での成功は、中国や欧州など他地域への
さらなる飛躍の足がかりとなるだろう。
スギヨの挑戦は、石川県の地方都市から世界へ打って出る
グローバルな物語でもある。

「Kanikama」という言葉が、世界中の辞書に載る日も、
そう遠くはないのかもしれない。

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「Kanikama」が世界標準語に?!

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