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03/01
2021

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“昭和新山”から“令和新山の流儀”へ

2013年に出版された五木寛之著の『下山の思想』。
そして2020年、五木氏が連載している日刊ゲンダイ、
『五木寛之流 流されゆく日々』に
『成長的下山思想』という特別寄稿があった。
どちらも1年前のビジ達で紹介させてもらった。

五木氏曰く、
「日本は再び世界の経済大国を目指す道はない。
敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、
実り多き『下山』を思い描くべきではないかと。
経済成長を成し遂げた“昭和の山”の頂上には、
本来私達が目指した“幸せ”はなかった。
今、“新たな山”を目指すプロセスとしての“成長的下山”の時だ」と。
私はこの発想に共鳴した。
(一部、中島的解釈が入っているが・・・)

このところ、世界のプラットフォーマー達は次々と
プラットフォームを構築し、新しいルールを作っている。
この状況下、私達は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を
進めていかなければならない。
それは、オンライン会議、オンライン販売、デジタル化した
コミュニュケーションの仕方など。
私もこれらを日々活用していると、ビジネス環境の
変化を感じる。
そして、これらは単にプロセスの違いではなく、
これからビジネスを牽引していくミレニアル世代や
Z世代との“価値観の違い”があることも理解せねばならない。
それは、生まれ育った環境が大きく違うからで、必然的に
その手法だけでなく価値観も変化しているということなのだ。

そうなると、五木寛之氏が記したように、
私達、昭和世代が今まで登っていた、経済成長の「山」を
一度降りて、新たな別の「山」に登っていくべきということ。
この新たな山を日本的な視点で、中島流として
“令和の山(令和新山)”とした。
ちなみに、昭和の山を、“昭和新山”とタイトルにしたのは
敗戦間際に突如として現れ戦後の復興と驚異的な経済成長を
見守った北海道の“昭和新山”に由来している。

まずはその“昭和新山”を下山し、
次なる“令和新山”に登るための基礎となる
新たな“流儀”を学ばないかぎり登れない。

その新しい流儀とは、
*働き方
*コミュニュケーションの仕方
*ビジネスの仕方
*PR宣伝の仕方
*組織作り
*戦略の練り方
*ブランディングの方法
等だ。
すなわち、ビジネスの基本、ビジネスの価値観
ビジネスをする意味やあり方も変わってくるということ。

そして“令和新山”は地球規模で思考し目指す山。
例えば環境問題に取り組まないと、もうその先はない時代となった。
昭和時代の影響を大きく受けているわたしたちは
頭を切り替える必要があるということ。
今、“昭和新山”を下山し、“令和新山”登頂に向けて
令和の“流儀”を学ぶべきということなのだ。
“そう、あなたも!?”


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“昭和新山”を下山し、“令和新山”登頂へ

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五木氏が連載している日刊ゲンダイの記事

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