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12/26
2022

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“デザイン思考”の実践‼︎

このビジ達でも
“デザイン思考”の重要性について語り、
このところのセミナーでも
この変化の時代は“デザイン思考”が求められるとも
発信している。
私はもともとクリエイティブ業界で生きてきたので、
“デザイン思考”はそもそも当たり前。
ブランディング、広告など全てを
その価値観で発想し提案をしてきた。
中島流のコンテンツの解説にも、
分かりやすく伝えるための概念図やキーワードを添えている。

そのようなわけで、“デザイン思考”を実践するための方法論を
教えて欲しいと。(うんうん、その気持ちも分かる⁉︎)
ということでデザイン思考実践の方法論をお伝えしようと思うのだが…
論理的に説明しようとすると難しい。
そこで、的確な書籍を見つけたので紹介し、
そこに記されていた思考方法を参考にお伝えしよう。

佐宗邦威(さそう・くにたけ)著の
『世界のトップデザインスクールが教えるデザイン思考の授業』という本。
この佐宗氏、P&Gで論理と分析が得意のマーケッターとして
活躍していた。
ところが、既存ブランドを着実に成長させ
売上を倍増させることはできても、
ゼロからイチを創り出すような発想は出来なかった。
そこで、“デザイン思考”を学びに一念発起して
イリノイ工科大学デザインスクールへ留学したという。

ということで、以下が今回まとめた
“デザイン思考”実践のための方法論だ。
デザイナーの思考法を以下の3つの要素から説明すると…

1.インプットの質
その1、プロジェクトを始める際のリサーチは、
ビジュアルを集めビジュアルで考える
⇒ とにかく多くの関係しそうなビジュアルを集めたり、
現場を訪問して五感を刺激するインプット
その2、ビジュアルシンキングでざっくり把握する
⇒ マインドマップのようなとらえ方をする

2.発想のジャンプ
インプットを終えたら、ユニークな切り口を生むための
発想のジャンプ思考。
→さまざまな組み合わせを結びつける“新結合”
…掛け算で新しいものが生み出せないか
→一見違うものに共通点を見出す“アナロジー思考”
…固定観念から離れ、意図的に発想をジャンプさせる
→関係者とのブレーンストーミングはけっこう有効かも

3.アウトプットの質
伝えたい要素を凝縮してシンプルにし、
受け手に合ったカタチでアウトプット。
たとえばパワーポイントのプレゼンだけでなく
ポスターや動画、プロトタイプ等で表現

という3つの要素で思考し、これまでにない
ものを創造しようと試行錯誤するわけだ。
さて、”デザイン思考”の思考法を理解していただけただろうか。
もちろん、これを理解したからといって明日から“デザイン思考”を
実践できるかわけではないと思うが…。
これらプロセスを意識して発想することが、
これまでにない発想につながることは間違いないだろう。

私もこれをまとめたお陰で、改めて“デザイン思考”
とはどのようなものだったのか理解できた気分。
これによりもっと能動的な“デザイン思考”が実践できるかも⁈

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著者はP&Gで論理と分析が得意のマーケッターとして活躍

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