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ファインスピリッツキーワード

10/16
2023

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ジェネレーティブAIの活かし方とジョブズ氏の“Connecting the dots”

「ジェネレーティブAIが有能なツールになればなるほど、
そして合理性に優れているAIが浸透すればするほど、
人間にしかできない事をすることこそが、人間の仕事になってくる」
と先のビジ達で発信してきた。

確かに、ジェネレーティブAIにどんな資料を食べさせ
どんなプロンプトを投げかけるのか、
また、AIから生成されてきたものに対してブラッシュアップのための
次なるプロンプトを考えるのも私たち人間の役割。
そして、最終のカタチを決定するのも私たちなわけだ。

やっぱりAIを使いこなすにも、これまでに無い新たな発想により
事業展開するにも、私たちのこれまでの経験であり、知識・ノウハウ、
そして感性が重要になってくるわけだ。
(うんうん…)

と考えたタイミングで浮かんだキーワードは…
スティーブ ジョブズ氏のスタンフォード大学でのスピーチからの
Connecting the dots。

【“Connecting the dots”の発想が、これからの奏功の秘訣?!】
ジョブズ氏は目標が明確になったことで大学を中退するが、
興味のあったカリグラフィの授業だけは、こっそり参加していた。
そしてパーソナルコンピュータ時代が来ると予測し、
試行錯誤しながらたどり着いたのが“マッキントッシュ”。

思いついてからは10年経っていたが、このPCは学生の頃学んだ
カリグラフィをヒントに書体・フォントをたくさん取り入れ、
色も多彩につけられるように創られていた。
これがそれまでのパソコンとの差別化となり、
デザイン業界ではマッキントッシュを使う所以となった。
その後もジョブズ氏はさまざまなdotsによって、
Apple社に戻れることになるのだが…

藤原和博流“100万人に1人の存在になる方法”という本も
注目されたことがあったが、まさに同様のことを語っている。

1つの分野で仕事をして100人に1人の希少性を達成し、
それを3つの分野に展開すれば、
100分の1×100分の1×100分の1=100万分の1の希少性が実現するという。

まさにしっかりしたドットを3つ打とうということ。
ただこの本では“オリンピック級の希少性”と言っていたが、
そこまでは要らないはず。

仕事であろうが、プライベートであろうが、
さまざまな分野でそれなりに深さもあるドットを打ってきたか。
(100分の1までいかなくとも、30分の1程度の存在でもいいかも?!)

どんな事情であろうが、しっかりと取り組んだ経験は
必ずやどこかのタイミングで役立つということだ。

【AI DRIVEN時代、ビジネスの知識や経験はもちろん趣味や特技も?!】
ジェネレーティブAIが進化し合理性が高まる一方で、
私たちの役割は、新たな発想や経験を通じてAIを導き、
最終的な判断を下すこと。

AI DRIVEN時代において、ビジネスだけでなく趣味や特技も
私たちのドットであり、これまでの積み重ねが意味を持つ時代。
そしてAIを使いこなすためにも、“Connecting the dots”の
発想は重要で、今後の私たちの在り方も教えてくれている。

未知の可能性を探求し、AIと共に進化していくのが
私たちのこれからの役割なのだろう。
私たちの経験や知識、感性がAIに欠ける創造性であり、アート思考、
デザイン思考に貢献することになるわけだ。

さて、私もそろそろ次なるドットを打ちに行こうかな?!
音楽関係?!ブレイキン?!トライアスロン?!
どれも似合わない…

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“Connecting the dots”シナジー

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