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ファインスピリッツキーワード

12/18
2023

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すべてが加速する時代のキーワードは 「Business Agility-時間を買う」

今回のキーワードは“Business Agility”。
Agilityとは、敏捷性であり柔軟性。

ということで“Business Agility”は、ビジネスにおける敏捷性で
ビジネスの状況や環境の変化に柔軟かつ迅速に適応する能力。
市場の変化や新たな要求に対応し、効率的に変化を受け入れ、
適切な戦略やプロセスを素早く展開することをさす。

このすべてが加速する時代において
企業にはなくてはならない要素ということ。
実は2021年2月(コロナの真っ只中)に、
この“ビジ達”で発信された概念なのだ。

そのときは「Business Agility-時間を買う」というテーマ。
約3年前にすでに発信していたとは、さすがである。(自画自賛)
2024年以降もますますその傾向は高くなることは間違いない。
アメリカのビジネスシーンでは、「時間を買う」概念が
どんどん進んでいるといっていいだろう。

そしてこのビジネスにおける“時間の価値”は、
地球規模での前代未聞の高まりを見せてる。
新興企業から大手まで、競争の激化という新たな時代背景の中で、
“時間を買う”ことが競争優位性を決定づけるキーファクターとなっているのだ。

【企業展開における“時間を買う”とは?】
ということで、DX化はもちろん、M&A、クラウドファンディング&VC、
経営者会議、そしてリスキリングなど
「Business Agility-時間を買う」ためのテーマを紹介しよう。

【その1】DX化
まずはみなさんお馴染みの“DX(デジタルトランスフォーメーション)”の進展。
さまざまなDXのためのシステムやAIを活用したデジタル化は、
効率性とスピードの向上に繋がる。

日本もDX化は進んではいるが、ジェネレーティブAIであり、
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)も含めての
AI化の本番はこれからといってだろう。
もっともっと経営側が生産性向上をテーマに、さまざまなDXのための投資を
決断しない限り、中小企業におけるDX化はなかなか進まないだろう。

【その2】M&Aの推進
M&A(企業の合併・買収)は、“時間を買う”概念の重要な側面の一つ。
企業がM&Aを行うことで、市場における競争力を高め、
成長を加速させるための手段として利用されている。
新たな市場や技術へのアクセスや、既存の事業を強化するための
機会を提供してくれることになる。

例えば、他社の製品ラインやサービス、特許、
または顧客基盤を取得することで、企業は自社の成長を促進し、
新たな市場に参入するための時間を短縮することができる。

【その3】クラウドファンディングやVC
クラウドファンディングとベンチャーキャピタル(VC)は、
企業が資金調達を行う手段。
通常、特定のテーマや新しいアイデアに対する資金調達は難しいのが実際。
しかし、クラウドファンディングを活用することで、
事業やアイデアに共感する人々から資金を集め、
素早い資金調達を行うことができることに。

これにより、企業は新たなプロジェクトやアイデアを実行するための
時間を短縮し、着実に成長していくことが可能となる。
同様に、VCも資金と共に戦略的な支援をも提供してもらい、
成長に向けた迅速な展開が可能となる。

【その4】NBCのような経営者会議
NBC(ニュービジネス協議会)などの経営者の交流の場では、
異なるビジネス分野のリーダーや専門家との交流が可能となる。
他の会社の成功事例や失敗談、ビジネスでの新たなアプローチについて
情報交換とディスカッションが可能で、新たな視点や知識を得ることで、
自社のビジネス戦略をより迅速に洗練させることができる。

私が主宰する経営者のための“三尺三寸箸会議”(約10人×4チーム)も、
直近の解決したい課題に対して互いに相談できる会議体であり、
すでに10年以上続いている。

【その5】リスキリング
リスキリングのための機会やセミナー等への参加は、
自己成長と業界知識の向上につながる。
新たなスキルや業界の最新トレンドについて学ぶことで、
個人のキャリアアップや企業の競争力の
向上をも実現する。

また、他の参加者とのネットワーキングや情報交換を通じて、
新たなアイデアやビジネス機会を見つけることが可能となる。
リスキリングのための機会やセミナーへの投資は、
成長と効率性を高めるための重要な手段となる。

「時間を買う」を、実践する企業が生き残るわけだ!

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“時間を買う”ことがテーマとなる5つの事例を紹介

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