04/14
2014
“ヒューマン効率時代”の水先人
暖かい春の日差しが照らす中、
忙しく行き交う人を横目に、
私は毎朝の掃除をする。
掃除は自分の心を平静にするにはかなり効果的、
そんなことを思っていると…。
この近くの施設に行こうとして
道に迷っている方にこの数日間はよく道を尋ねられる。
それは、近くにある大学の新入生であったり、
新社会人であったりさまざまだ。
道で掃除をしていることにより
「地域の人なのでは?」と思われ、
それが話かけやすさに繋がっているのかもしれない。
あまりの頻度で道を聞かれるため、
気が付くと私は色々な人に道を教える
“道先案内人”になっているのだ。
そのもとは、“水先案内人”すなわち“水先人”。
“水先人”とは、たくさんの船舶が行き交う
港や海峡などにおいて、各船舶の船長を補助し、
船舶を安全かつ効率的に導く専門家のことだ。
「船長を補助し、船舶を安全かつ効率的に導く」
いま必要なのは、時代の“水先人”。
つまり、時代の流れを察知し、
進むべきベクトルを指し示す人ではないだろうか。
複雑化し、混沌とした今のような時代には、
この水先人の役割は大きいと言えるだろう。
そこで、“時代の水先人”を自称する (^_^;) 私としては…。
これまでの社会を中島流で分析すると、
経済的視点を優先して物事を判断する、
“経済効率ステージ”であると言える。
私が提唱している“パラダイムシフト75”
の考えをもとにすると、戦後から始まった
“経済効率ステージ”はもう70年ほど継続しており、
終わりに近づいていると言える。
すなわち、もう次のステージへと移行する
タイミングだということだ。
では次に続くステージとは?
それは“ヒューマン効率ステージ”である。
一言で言うと、人と人との結びつき(絆)を
重視する経済ステージのことで、“
心の満足度”が価値を持つ、
より人間的な経済ステージのことだ。
だからこそ無理のないスピードで仕事に取り組み、
無理なく人が成長することができる。
そういう社会の変化に先んじて対応して
ビジネスを展開するためには、時代を導く水先人が欠かせない。
「この先のビジネスはどこに向かうんですか?」
そんな疑問を持つビジネスの道を行く人々を導く水先人。
そんな存在にわたしはなりたい。