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07/13
2015

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マクロの視点を制するものは、人生を制す

去る7月3日、弊社恒例のイベント
“V&T Presentation”が行われた。
これは、“ヴィジョン&トゥモロー プレゼンテーション”、
つまりヴィジョン=未来に求める姿に向けて、
トゥモロー=明日から何を実践していくのかを
皆の前でプレゼンするイベントだ。

このイベントでは、多くのスタッフが
自分のことだけでなくチームや会社のヴィジョンを考え、
これから何を実践すべきかを語ってくれる。

半年に1度行ってきたV&Tも、今回で18回目。
そして、回を増すごとにその意味も深いものになってきた。

というのも、半年に1度のV&Tのおかげで「自分の半年」を振り返り、
「これからの自分、会社」について考えることができるのだ。
すなわち、それがマクロな視点につながり、
将来への有効なアプローチになるということ。

このようなV&Tの考え方は、私の提唱している
“Think global, Act local”
(グローバルな考え方で、ローカルな行動を)と
“Think long range, Act tomorrow”
(ロングレンジの考え方で、明日からを決断する)を
基礎としているのだ。

…とまあ、そんなことを考えていると、
ふとスペイン・バルセロナの「サグラダ・ファミリア」を思い出した。
アントニオ・ガウディの代表作でもあるこの教会は、
着工から約130年経った現在もまだ建造中。

その完成はガウディの没後100年にあたる、
2026年を予定しているのだとか。
(ヒエ~、着工から144年もかかるの!?)

一時は寄付が減って建築が滞ってしまったこともあったようだが、
最近は多くの人たちが世界中からバルセロナへ来てくれて、
寄付もたくさん集まっているという。

サグラダ・ファミリアの場合は、
今からおよそ130年前に「100年かかるかもしれないが、着工してみよう!」と
始めた人がいるわけだ。

これはまさに、“Think global, Act local”と
“Think long range, Act tomorrow”の行動である。
目先のこと、自分のことしか考えていなければ、
とてもサグラダ・ファミリアのような建築物は出来なかっただろう。

私が以前から唱えているものの1つに“三角コーン力学”がある。
三角コーンをひっくり返すと雨水が先端へ溜まるように、
広く発信すればその結果はローカルへ集約されるということだ。

地域や人間関係のこと、そして今後のことを考えると、
目先の利益よりも広い視野を持ち、
「義である社会的使命」を優先したときの方が、
身近なところでも多くの人から認められ良い人生を歩めるのだ。
これは石門心学で言うところの「先義後利」にもつながること。

人は意識しないと「先利後義」となってしまうが、
人生をより良いものにするためには、
マクロの視点と義を優先する心を持ち、
“Think global, Act local”と
“Think long range, Act tomorrow”を実践するべきだろう。

そうすれば、弊社の“V&T Presentation”のように、
いい未来を描くことができる。
これこそが、“マクロの視点を制するものは、人生を制す”ということなのだ。

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