02/15
2016
“サスティナブルな経営の5く意”
以前にもご紹介したことわざ「人間万事塞翁が馬」。
私にとってかなり意識していることわざなのだが、
これは人生における幸不幸は予想がしづらく、
災いがいつ幸福に転じるかもわからないという意味がある。
また、「出もの腫れもの、ところ嫌わず」
ということわざにあるように、
ビジネスにおいては思わぬところで
出もの腫れもの(トラブル・困難)に見舞われる…
なんてことは日常茶飯事。
また、それが最終的に
幸運に転じることもあるということだ。
さて、そんな話を経営者の方々の前でお話していると、
「では、そのような事態に陥ったとき、
経営者としてどうすれば良い経営ができるのか」
という声をよく耳にするようになった。
そこで今回ご紹介したいのが、
中島流“サスティナブルな経営の5く意”
(“極意”と書かないのがミソ)。
これは、私が30余年会社を経営してきた中で得た、
経営の極意ということだ。
<中島流“サスティナブルな経営の5く意”>
1. 対峙する
逃げずに、困難に真っ向から対峙すること。
正面からそのことについて対応を考えることで、
その問題に対するノウハウが身につき、
次回に活かせるのだ。
(逃げていれば、永遠に逃げ続けることに!)。
2. 楽天的発想(ポジティブシンキング)をする
困難をあえて楽天的に捉えること。
たとえつらい状況になっても、
これを機に良い方向に向かうと
信じるポジティブな思考こそが、
次の挑戦に繋げることができるだろう。
3. タフになる
とにかく様々なことがやってくるので、
それぞれに対して一喜一憂していてはとても大変だ。
それよりも早く成功を手にしなくては! と前向きに捉え、
ちょっとやそっとのトラブルでは慌てない、
精神的な強さを持つことが大切だ。
4. Challenge & Challenge(常に挑戦する)
今までにも何度か紹介してきた
“相乗効果はChallenge(行動)の2乗に比例する”
という中島流の法則のように、
常に目標に向かって挑戦しているからこそ、
少しの失敗にも動じない。
Challengeこそが様々な問題や困難に
打ち勝つエネルギーともいえるのだ。
5. タテの発想をする
これは最近のビジ達でも発信していることだ。
困難に陥っているときほど隣の芝は青く映るもの。
今、自分が置かれている場所・状況ではなく、
10年・20年先を見据えた考え方・決断こそが、
ロングレンジで見れば、
良い結果をもたらすのだ。
私の会社も30年以上続ける中で、
数え切れないほどの困難と遭遇してきた。
しかし、“サスティナブルな経営の5く意”
のような考え方をしてきたことで、
次のステージに繋げることができたのだ。
ビジネスでは、良いこと・悪いことは
常に予想外のタイミングでやってくる。
そんなときこそ、前向きに捉えた行動や挑戦が
次なる相乗効果を生むということだ。