01/16
2017
ビジ達流“プロセス進化論”
「あなたは“結果”を大切にしますか、
それとも“プロセス”を大切にしますか?」
私がプロセス主義だということは
このビジ達で何度も発信してきたわけだが…。
日本を美しくする会の鍵山相談役も、
結果主義とプロセス主義を比較して…
前者は「結果よければ全てよし」という考えが先行するあまり
あの手この手を使い、
犠牲を払ってまで結果を求めてしまうことがある。
それに対して、後者は方法と手段に重きを置いて
過程を大切にする考え方であると語っている。
また相談役は、「大きな努力で小さな成果、これが大切」
とも言っている。
すなわち、ラクに目的を達成するより、
手間をかけてやっと達成できたほうが、
その後に意味があると教えてくれている。
これも、プロセス主義と言えるだろう。
ところが、残念なことに世の中は、
まだまだ結果主義の人が多いような気がする。
これは、オリンピックやワールドカップで
プロの選手たちが「結果を出さなければ」と
インタビューに答える姿を度々観ているから、
なのかもしれない。
彼らプロのスポーツ選手たちは当然、
「結果を出すこと」を求められているからこそ
ああいった受け答えをするのであって、
実際はそこに至るまでのプロセスなしには
結果はついてこないのだ。
これでいかにプロセスが大切かは伝わったと思う。
そこで私は、新たな時代のキーワードとして、
“プロセス進化論”を提唱したい。
わかりやすく言えば、
“いかにそのプロセスを日々進化させるか!?”
たとえば以前お話しした“GRIT”(やり抜く力)。
このGRITの構成要素として、
知識やノウハウ、スキル、人的ネットワーク、
リスク回避力などがあるわけだが…。
何かをやり抜こうと思ったとき、
GRITの各構成要素のレベルが高くなければ
当然ものごとを高水準で達成はできない。
すなわち、いろいろな体験、訓練においても
GRITのレベルを上げる意識を持ち
より負荷のかかるプロセスを優先できるかが重要だ。
プロセスの質が高まれば高まるほど、
その人が持つ知識やスキルも相乗効果を持って
加速度的に高まってゆくことは間違いない。
これぞビジ達流“プロセス進化論”!
まさしく過程こそが人を成長させるのだ。
“今日の私は、もう昨日の私ではない”
“今週の私は、もう先週の私ではない”と言いきれるか!
さて、これを知ったあなたはどんな今日を選択する…!?