これからの選ばれるビジネス!

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はなまるア・ラ・カルト

06/05
2023

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「石門心学・実践講座」ついに10周年!

「石門心学・実践講座」がついに丸10年。
毎月開催してきたわけだから120回目の開催となった。
コロナ禍もあり、オンライン開催もしてきたが、
一度も休むことなく続けてこられた。
私と共に始めた竹花利明(プラスソフト)さんの性格もあってなのかもしれない。
(竹花さん、ありがとうございます)

何につけても「継続は力なり」。
続けてきたことで、何らかのものは得てきたはず。
(そう思いたい!)

ちなみに、2023年の今年はなぜか周年の事業(プロジェクト)が多い!
◆未来戦略研究会“アルファクラブ”30周年
→私が主宰の1993年にスタートした中小企業経営者の集まり。
◆鍵山掃除道の“日本を美しくする会”30周年
→今年の11月25日に新宿で大きな周年イベントを開催予定。
◆“ビジネスの達人”20周年
→電話を使った音声サービスとして始めた“ビジネスの達人”だったが…
今週の配信で1022回目(メルマガも今週がVol.973)となる。
◆月刊CD“ビジネス・イノベーション”20周年
→元船井総研の小山政彦社長と始めた“ビジネス・イノベーション”も
今月の収録が233回目となる。

お陰さまで、とにかく継続している。
一度始めるとその終わり方が分からないのかもしれないのだが。

【“石門心学・実践講座”10周年の記念講座開催!】

さて話は、10周年の「石門心学・実践講座」に戻るが…
先日、10周年の記念の講座を開催した。
リアル5人、オンライン2人と少ない参加者だったが、
この10年を振り返るいい機会となった。
今回のプレゼンターは主宰者の一人竹花さんにお願いし、
この10年、私たちがどのように学んできたのかを振り返ってもらった。
講座のテキストとして使ってきたのは
『魂の商人 石田梅岩が語ったこと』と
『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』の2冊。
この2冊は石門心学を学ぶには秀逸だった。

そして私たちメンバーは、机上の学びだけでなく、
10人ほどで京都の石田梅岩の墓であり心学講舎跡、
そして亀岡市にある石田梅岩生家も訪ねている。
またあるときは京都のホテルで開催された
「石田梅岩先生開講290周年記念講演会」にも参加した。

とにかく、私たちは“石門心学・実践講座”と命名しているように、
“石田梅岩”であり“石門心学”を学び研究する集まりではなく、
その学びをどう経営でありビジネスに実践していくのか
ということをテーマにやってきたということ。
だから「この時代の抱える問題に対して、
石田梅岩先生だったらどう解釈し、どう対処するだろう⁈」が
度々繰り返されるフレーズなのだ。

【ということで、その秀逸のテキスト2冊を紹介すると】
◆Part 1 テキスト
『魂の商人 石田梅岩が語ったこと』山岡正義著
2014年に発行された書籍。
ドラッカーより250年も早く「経営」の本質を説き、
マックス・ウェーバーより200年も早く「経済倫理」をうたった
“魂の商人”が江戸時代にいた!
梅岩は商いにおける「正直」の必要性を繰り返し強調している。
正直であることで、人から信用される。
信用されることでビジネスは成功に向かう。
自己の内面のモラルに照らして、それに反することは、
たとえ法に違反しないことであっても、してはならないと説いた。
(うんうん、さすがの石田梅岩先生)

→実は山岡正義氏には、私どもの講座に2度も参画してもらい
山岡流の石田梅岩であり、石門心学を語ってもらった。

◆Part 2 テキスト
『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』森田健司著
2015年に発行された書籍。
森田氏が大学の経済学部に入学して、指定された教科書や参考書に目を通しても
たくさん登場する人名の中に“日本人が全然いない”ことに
不思議な違和感を覚えたという。 
本当に日本は欧米の学問を輸入し、キャッチアップできたのか???
実は、江戸時代中期に塾を開いた“石田梅岩”であり“石門心学”が、
経済や経営の“学”をすでに提供していた。
すなわち、“石田梅岩”は経済学者であり、経営学者でもあったのだと。

→これだけの紹介でも、これら書籍の“幅と奥行き”が伝わったと思うのだが。
これら2冊の書籍については、“目からウロコのおすすめ本”で
改めて紹介しよう!

ということで、この10周年は通過点でしかなく、
刻々と変化する地球規模のビジネスに、石田梅岩的発想をすれば
どう対処することがよりベストなのかを
これからもシミュレーションしていくことになるだろう。

「石門心学・実践講座」に興味を持った方は以下へ
https://bt.q-b.co.jp/wp-content/themes/qb/pdf/sekimon2022.pdf

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石田梅岩の墓であり心学講舎跡

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