これからの選ばれるビジネス!

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はなまるア・ラ・カルト

12/18
2023

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“イクイノックス引退”から、人間界の「ビジネスの多様性」に期待したい!

私にとっては衝撃のニュースが飛び込んできた。
「世界最強馬・イクイノックスの現役引退!」
なんと4歳での引退である。
この11月26日のジャパンカップを制し、JRA最多タイとなるG1 6連勝。
総獲得賞金もJRA史上1位となる22億1544万6100円としたばかり。

今年の牝馬三冠馬リバティアイランドと昨年の牝馬二冠馬の
スターズオンアースを4馬身以上抑えての衝撃の走りの興奮冷めやらぬなか、
今後は種牡馬として最強遺伝子を後世に伝えていくことになった。
そして種牡馬としての評価も“史上最大規模”のものになるという。

【“競馬はブラッドスポーツである”という言葉がある】
“競走馬は血で走る”と言われることがあるように
競走馬の血統と能力は密接な関連を有していると考えられてきた。

近年の研究によれば…
競走馬のレースタイムに及ぼす両親からの遺伝の影響(遺伝率)は
10-20%程度に過ぎず、残りは妊娠中の母体内の影響や
生後の子馬を取り巻く環境によるとされるが、それでもなお競走馬の能力に
血統が一定の大きな割合で寄与している事実がある。

生産者が血統を意識して交配を行い、馬主が血統を意識して
競走馬を購入することはもちろん、一般の競馬ファンが予想を行う際にも、
しばしば競走馬の血統をその要因に含める。
(私たち競馬ファンにとっては、
この血統こそがその馬を贔屓にする理由になっていることが多い)

従来、競走馬の血統という際には
父側に大きなウエイトをかけて語られることが多かったが、
アメリカやイギリスの研究によれば、競走馬の遺伝的な素質は
母馬から55〜60%を、父馬から40〜45%を受け継ぐと報告されている。

競走馬については、いかなる血統構成をしているかが競走生活において、
そして引退後の余生において、大きく影響する。
とくに余生については、競走成績に見るべきものがない馬であっても、
競走成績や繁殖の実績に優れた馬の近親であるというだけで
種牡馬や繁殖牝馬として遇されることが多々ある。

また、そのような馬が実際に優れた繁殖成績を挙げることもしばしばである。
(この“ビジ達”は、ビジネスのコラムであるから、
これで終始するわけにはいかないわけで…)

【人間界は競馬界と違って、活躍の場としてのビジネスの種目が多い!】
競馬の世界は種目が芝とダートの短距離、長距離、そして障害レース。
あとは重(おも)に強いか弱いかくらいだろうか。
とにかくゴール板前をいかに早く通り過ぎるかだから、
よりそのスピードと跳躍力関係の血(DNA)が意味をなしてくる。

さて、私たち人間の世界も馬と同様に血でありDNAがモノをいうはずだが、
とにかく馬の世界と違って種目が多い。
いろいろDNAがあり、種目によって得意・不得意もあるだろう。
根気のいい人も続かない人もいるだろう。

ところが人間界でのそれぞれの役割であり“仕事”というものは、
競馬の世界と違ってその種目は圧倒的に多い。
ビジネスには業種業態もいろいろあるし、その中にもいろいろな役割がある。
ものづくり職もあれば営業職もあるし、事務職もある。
そして経営職もあるわけで…

農業もあれば、大谷翔平選手のようなプロスポーツの世界もある。
この種目が多いことが結果として、やりたいことも選べるし、
自分の得意なことを仕事として選べるわけだ。

つまり種目が豊富であることは、自分の適性や情熱を活かす場であり、
その種目が求めるものが、私たちの特性や能力を
より伸ばす機会にもなるということ。

そしてこの令和の時代は、自分のやりたいことや得意なことを
新たな仕事として創り出すこともできるとき。

メガプラットフォーマーたちが展開するプラットフォームでありSNSも、
そしてイーロン・マスク率いるSpaceXが展開する衛星インターネット
Starlink(スターリンク)も、この20数年の間で登場してきたもの。
オープンAIが展開するChatGPTなどは、まだ公開されてから1年である。

私の言いたいことが伝わっただろうか。
ここまで幅と奥行きが拡大された私たちの“ビジネス”。
未来も含めた“社会課題への貢献”をテーマに
もっとやりたい事、得意な事をこれからのビジネスに追求しよう!

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競馬の世界と違って人間界の仕事の種目は圧倒的に多い

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