
07/29
2013

何百年も続く、リーダー論
ほとんどの組織は“リーダー”なくして成り立たない。
また、リーダーシップの質で、
その組織は大きく変わるとも言われている。
そんなことを思いながら私は先日、
リーダー論(?)が書かれた1冊の書籍を読ませていただいた。
今回は、その中からいくつかキーワードをご紹介したいと思う!
1.「人を育てるというのは、人をやる気にさせること」
今では「人を育てない限り、会社の明日はない!」と
思っているが…私がこれに気づいたのはいつだったろうか…。
思えば、昔はスタッフのやる気を削ぐ言葉ばかり
発信していた気がする(いや~そのことに気づけて良かった!)。
2.「上司は、まず、自分から動く。
部下が動かなくても、自分から動く」
このことに関して言えば、私の大得意分野。
むしろ私が動き過ぎたせいで、
スタッフが動けないことが何度もあった…(ははっ!)。
つまり動き過ぎにも要注意ということだが、
スタッフは上司の行動をしっかり見ているということだ。
3.「上司は、仕事を楽しむ。
部下が仕事をしたくなるくらい、楽しむ」
私は、目の前の仕事に夢中になってしまうことがよくある。
そのくらい私にとってクリエイティブの仕事は楽しいもので、
スタッフの仕事も、自分のアイデアで
やりたくなってしまうことがある
(スタッフも自分のアイデアで仕事を進めたかっただろうなぁ~)。
4.「あきらめない限り、人生には成功しかない」
この言葉は、数多くの実績を残した経営者の方から
よく語っていただいている。
共通して言えることは、
そのほとんどの経営者の方々が何度も失敗し、
辛酸を舐め、そして復活しているとうこと。
やはりあきらめない限り、その先につながるということだ!
と、ここまで“リーダー”になるためのキーワードを
いくつかご紹介させていただいたが、
実はこのキーワード、福島正伸原作の
『コミック版リーダーになる人のたった1つの習慣』で
語られていたもの。
そして私は、この書籍を読んで再確認したことがある。
それは、この書籍に書かれている、
いわゆる「リーダー論」というものは
ここ数十年で始まったことではないということだ。
百年前? いや、江戸時代の職人や商人、
武士の間でも言われ続けてきたのかもしれない。
ひょっとしたら…いや当然かもしれないが
千年以上も前からリーダー論はあったのだろう。
つまり「リーダー論」とは時代を越えて、
先輩や先達から受け継がれてきたのかもしれない。
どの時代、世界、業種業態に関わらず
“リーダー”という存在は変わらず生き続け、
求められている価値観は普遍的なものなのだ。
この“リーダー”という価値観は、
会社の大小に関係なく、またこれからの未来においても、
多くの人たちが悩み、考え、
行き着かなければいけないプロセスなのだろう。