11/05
2024
『ハンギョドンの“老子” 穏やかに過ごす道しるべ 』から学ぶ。 [ビジ達by kiko]
今回からスタートする“Z世代のよもやま話”。
ということで私“Z世代のkiko”が発信するわけだが…
第1回目のテーマは
『ハンギョドンの“老子”穏やかに過ごす道しるべ』
という本の紹介。
私は"ハンギョドン"が好きで
沢山の"ハンギョドン"をコレクションしている。
知らない人も多いと思うので紹介すると…
“ハンギョドン"とは、ハローキティでおなじみ
“Sanrio"のキャラクターの1つ。
公式サイトによると中国生まれの半魚人だとか。
私がこの本を手にしたのは、
“ハンギョドン"のファンであることはもちろんだが
本の帯に「穏やかに過ごす道しるべ」と書いてあったから
落ち込んだ時に読みたいと思ったのだ。
【中国儒教とSanrioキャラクターとの連携】
本の中には、『老子』の考えを基にした前向きな言葉と
"ハンギョドン"のイラストが沢山掲載されていた。
『老子』はご存知と思うが、古くから伝わる中国の思想書。
その内容は"競争社会で生きる人々の心を
軽くしてくれるような考え方"を発信してくれている。
この“Sanrioキャラクター"と
"歴史上の思想"を併せた本はシリーズ化されていて
『ハローキティのニーチェ』『マイメロディの論語』など
他にもいくつもの種類があるという。
【道に同じくするものは、道もまたこれを得る】
私がこの本を読んで一番印象に残ったのは
「人のいいところを見つけて、自分から好きになれば
相手からも好かれやすい」
というフレーズだ。
↓ ↓ ↓
「道に同じくするものは、道も亦(ま)た之(これ)を得るを楽しみ、
徳に同じくする者は、徳も亦(ま)た之(これ)を得るを楽しみ」
という『老子』上篇(道経)の一部分を
現代の私たちが参考にしやすい言葉に訳したもの。
自分が相手を尊敬し、人として好いていると
それは表情や態度から、相手に伝わるものだと思っている。
反対に、相手のことを知ろうともせずに
嫌ったり、相手に対してイライラしていると
それも伝わってしまうもの。
そして、どちらも自分に返ってくるパターンが多いはず。
【『老子』から学ぶことは、今の時代にも通用する】
例えば…
挨拶を返してくれないから挨拶をしない
→返してもらいたいならまずは自分がする
相手が無愛想な人だから自分も話す気が失せる
→自分は笑顔で楽しそうに話してみる
話が通じないから怒る
→まずは相手の話を聞いてみる
嫌な部分を見つけた
→好きな部分を探してみる
このように改善してみるだけで
相手の考えに気がついたり、意外にも明るく返ってきたり
好循環が生まれるのではないだろうか。
「人のいいところを見つけて自分から好きになれば、
相手からも好かれやすい」
このフレーズを思い出して
良いコミュニケーションの循環を作っていきたい。
現代は…現代の若者は…現代社会は…
と区別されることも多いが、コミュニケーションの根本は
儒教の時代も、今の時代も変わらないということ。
Z世代の私が手に取る
『ハンギョドンの“老子”』からこんなに学べるとは?!