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はなまるア・ラ・カルト

03/02
2015

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時代におもねらない繁盛店“龍朋”

ビジ達では何度かご紹介させてもらっている、
神楽坂にある中華料理店「龍朋」。

先日、ジムで一汗かいてスッキリした気持ちで
帰路についたときのこと。
帰宅してからの食事の用意では、
遅くなりそうだったので
閉店する23時の10分ほど前に、
「龍朋」に立ち寄ったのだ。

急いで店に駆け込み、大盛りチャーハンを
テイクアウトでお願いした
(顔を見ただけで「いつもの?」と聞いてくれる)。

チャーハンを待つ間、
ふと周りを見渡すと30席近くある客席は満席!
いや~びっくり。

神楽坂にあるものの、
表通りに面しておらず、
立地がいい場所にあるわけではない、
町の中華料理店だ。

それにも関わらず、
閉店10分前に人で賑わっていたのだ。

そういえば、私が25歳の頃には、
すでにこの「龍朋」で食事をしていた。

当時、神楽坂近辺でサラリーマンをしていたので、
職場の人と時々食べに来ていたのだ。
すでに35年前から存在していたわけなので、
その歴史は長い!

今も昭和の時代を感じさせる、
懐かしい雰囲気を演出し続けている。

ビールや紹興酒といった
お酒を嗜んでいる人も見かけられるが、
だいたいの人は長居せず、
ラーメンやチャーハンで腹ごしらえをしたら店を出る。

なのに店内がお客様でいっぱいということは、
多くの人が訪れている証だ。
インターネットで口コミを覗いてみると
「飽きない美味しさで、食べ応え抜群!」
「繊細な味というより、純朴に美味い!」
といった声が寄せられていた。

長い間、地域の人々に親しまれ、
支持される“存在感”がある店なのだろう。

龍朋は創業から37年、
つまり1970年代に開店している。
その当時から変わっていないであろうものといえば
店内の雰囲気、料理の味、
そして、良いとは言えない立地。

しかし美味しく、いつでも手を抜かない!
時代に迎合しない、そんな“おもねらない”姿に
お客様は安心して訪れてくれるのではないだろうか。

時代におもねらなくても、
徹底した姿勢を貫いていれば、
来店する世代が移っていこうと、
変わらず繁盛していける。

すなわち、そこに“存在理由”が
しっかりと確立されているのだ。

あらゆるものが移り変わろうとも、
己の主軸を曲げずに徹底する。

時代におもねらなくとも、
繁盛店は継続することができる。
そんなことをふと気付かせてくれた、
龍朋のチャーハンだった。

ちなみに、その美味しい大盛りチャーハンは、
何度かに分けて食べています!
(誤解のないように!)

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気になるメニューがズラリ!

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食欲をそそる匂いがたまらない

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なんといってもチャーハンがおすすめ!

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