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はなまるア・ラ・カルト

03/23
2015

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大里の合唱と藻谷浩介氏

いや~、藻谷浩介氏が
大里綜合管理の合唱を聴く日が訪れるとは…。
実に感慨深い!

このビジ達でも何度か取り上げた
『里山資本主義』の藻谷浩介氏。
3月14日に行われた「ねっと99 夢フォーラム」という
講演イベントの講師として、
千葉県大網白里市の講演会場にいらしていた。

このイベントは大里綜合管理が
主催していると言ってもいいのだが、
今年の通年テーマはなんと「里山」!
その3月の講師が藻谷氏であり、
4月の講師として招かれたナカジマとしては、
是非とも聞きに行かねば! と足を運んだ次第。

大里綜合管理の名物、
おもてなしの合唱に聴き入る藻谷氏を見ながら、
こうして同じ会場で合唱を聴いていることの
不思議をしみじみと感じた。

この日の藻谷氏のお話は、
「人口減少を食い止め、世代のアンバランスを
どうにかしなければ…」というもの。

少子高齢化によって、
世代のアンバランス化が進んでいることは
皆さんもご存知のとおり。
高齢者が増え、現役世代と次世代の子どもたちは
減少の一途をたどっている。

まずは、子どもたちを地域みんなで
育まなければ! ということ。
そのためには、地域の力を強化しなければいけない。
地域の力を強化するためには、
地元産業の活性化と自給の意識が必須条件だ。

現在、大手チェーンスーパーやコンビニでは、
一括大量仕入れ・大量販売を行い、
全国どこでも同じものを売っていると言っていいだろう。
各地域のコンビニで売られているものは、
そのほとんどが地元産ではなく、
日本の「どこか」で作られたものだ。
(それどころか海外産のものもある!)

すると、地元で作ったものを
地元で売る・買うという仕組みが失われてしまうのだ。
地元の生産力も衰え、
自給率はどんどん落ちていってしまう。
この流れに逆らわなければ、
地域力の向上はできないということ。

私が“日本列島疲弊論”でも語っているとおり、
コンビニや大手スーパーは、
一時の便利さと引き換えに、
地域経済をどんどん疲弊させていった。
本当に日本のことを思うならば、
やはりこれからは里山を利用したビジネスに取り組み、
地域の自給率を上げなければいけないのだ。

それぞれの地域の里山を活かす産業を発展させ、
6次産業化を目指す。

そうすれば、地域にお金が循環し、
雇用も増え、若者が定着する。
結果として地域の自給率も上がり、
地域全体のエネルギーもアップするのだ。

時代の変わり目である今だからこそ、
地域経済も変革のチャンス!
そのキーワードが「里山」なのだ。

大里綜合管理の合唱と藻谷氏のお話を重ね、
改めてそう感じたのだった。

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熱く語る藻谷氏!

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来場者とも話が盛り上がり…

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大里綜合管理の合唱に聴き入る!

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