
06/12
2017

桃栗三年、カキ八年
なぜこんなに大きい!?
4つに分割された大牡蠣が私たちの前に現われた。
一切れだけでも通常の牡蠣の倍の食べ応えが…
これがまた、食べても美味しい。
和歌山産の岩牡蠣だという。
原川社長の顔よりは小さいが、
近頃のモデルの小顔お姉さんと同じくらいかも。
なぜ通常の牡蠣と違い、こんなに大きいのか!?
それは…私たちがよく口にする養殖のマガキは、
1年~3年で私たちの前に現われるという。
ところが、岩牡蠣は養殖と違い十分成長したものだけを、
漁師が潜り獲ってくるわけで…、5年~10年ものが多いようだ。
20年以上生きる岩牡蠣もいるというが、
その味は大きさに比例してはいないという。
やっぱり、年数を重ねて牡蠣殻が大きければいい、
というわけではない。
私たちのビジネスにおける企業も同様で、
歴史がある会社や大きい会社がいいかと言うと
そんなことはないのだ。
このところのニュースを聴いていても、
名のある大企業が粉飾だらけの情けない経営をしていたり、
信頼を失う事態を次から次へつくり出したりしている。
やっぱり質が大切。
小さかろうが大きかろうが、質であり存在理由が大切ということだ。
存在理由のある会社は、お客様からも選ばれるし、
働く人たちもイキイキしているはず。
自分自身の存在も含め、
“レーゾンデートル”をもう一度、ここで考えてみたい。
おっと、大岩牡蠣から“レーゾンデートル”の話にまで至ってしまったが…。
さて、話を大岩牡蠣に戻すが、
果たして何年和歌山の海で過ごしていたのだろう。
5年、いや6年、いや…
おっ! そういえば、こんなことわざが…
「桃栗三年、カキ八年」
てことは、和歌山の海で8年過ごして
ベテラン漁師に選ばれたということ。
やっぱり8年の岩ガキは大きくて味もよいのだ。
昔の人たちは、さすがにいいことわざを残してくれている…うん。