06/19
2017
待ったなし!土俵には金が埋まっている
待ったなし!と親方が声をかける。
ゔわっ!の声と共に身体と身体がぶつかる音。
その迫力がすごい。
いかに相手と呼吸を合わせるか。
互いに真剣にいい立ち合いをするかなのだ。
ここ芝田山部屋での稽古の真剣さが伝わって来る。
今回は、力士が18人も稽古場にいた。
すると四股を踏む者もいれば、
腕立て伏せをする者、
柱を相手にてっぽうをうつ者もいる。
それでも土俵の周りには
大きな身体の力士がぞろぞろと。
そこで親方がもう一度
“待ったなしでいけ”の一言。
これはどういう意味なのか。
ただ立ち合いを合わせろと
言っているわけではない。
どんどん申し合い稽古をくり返せということ。
力士たちに相撲を取る機会を少しでも
多くしてあげたい、という親方の想いからの
一言だったのだ。
(それでものらりくらりの力士には、
親方の叱責が…これで緊張感が増す)
やっぱり“土俵には金が埋まっている”からねぇ~
角界は、強い者にはお金もついてくるということ。
どんどん稽古をして強くなれば、
当然、勝つ率も高くなり、番付も上がって行く。
そして、給金相撲で勝てば、
力士褒賞金(成績給)も上がるということだ。
(わかり易い角界なればこその仕組みがある)
さて、私たちのビジネスはどうだろうか。
これほど“地位とお金”という成果には
結びつかないが、しっかりチャレンジし
稽古をした者には、当然結果はついてくる。
常に“待ったなし”の思いで、
多くのチャレンジをくり返せば、
その体験はリスク回避力の増強となり、
ビジネスセンスも磨かれることに。
そして、その実績は次なる
チャレンジ内容に影響し、その結果には
十分反映されるのだ。
すなわち、私たちのビジネスの土俵には、
直接的な“お金”こそは埋まってはいないが、
“ヤリガイ”であり、自分としての“存在理由”は
埋まっているということではないだろうか。
もしかしたら、“お金”より、価値あるものが
埋まっているようにも思えるが…
とにかく、待ったなしのチャレンジを!