04/01
2013
5upよしもと、5upビジネス
工具箱を片手に、三脚を肩にした修理屋風の男が現れる。
一応、三脚は、エアコンの下にセットするのだが…。
その修理屋風の男はおもむろにポケットからリップクリームを
取り出し、丹念にぬりはじめる。
そして、上クチビルと下クチビルを重ねての
最後の確認の“まっ!”“まっ!”をくり返していた。
それを見ていた修理の依頼主は、
“早くして欲しいんだけどなぁ~”と、独り言のようにつぶやくのだ。
その言葉を耳にした修理屋は、その“まっ!”“まっ!”を
秒速4回以上のスピードで“まっまっまっまっ…”と。
(会場、大爆笑!)
文字だけでは、なかなかその面白さを充分に伝えられないと思うのだが、
空気感の演出からして、かなりうまい。
そして、間の取り方も…。
実は、このコンビだけでなく、登場した芸人たちのデキは、
“かなりよかった!”私も何度も、吹いてしまった程だ。
ここは、お笑いのお膝元。大阪・難波の
“よしもと”のお笑い劇場“5upよしもと”。
“よしもと”の若手芸人の飛躍の場として設置された劇場なのだ。
そこで、その前までは地階にあった劇場を、
現在の5階に開設したことから、“5up”と命名されたという。
何を隠そう、私は“本当の笑い”までは届かないのでは、
と思っていたのだ。(若手ということもあり…)
ところが、ついつい笑ってしまうし、吹いてしまった。
このところのテレビを賑わしている芸人たちには、
面白さは少なく、うるさいだけでだいぶウンザリしていたのだ。
だったら、彼らの方がお笑いの新しさもあり、ず~っといいかもしれない。
テレビなどを見ていると、お笑いも、そろそろ世代交代の
ときが来ていると思えてならないのだ。
ビジネスも、これから必要とされる会社と必要とされない会社が
はっきりしてくるように、
お笑いもそろそろ世代交代のときが来ているということだろう。
ビジネスもお笑いも、まさに“過渡期”なのだ。
必要とされる会社とするために、応援したくなる会社とするために、
動き出そう、チャレンジしよう!
5upよしもと! 5upビジネス!