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03/04
2013
![](https://bt.q-b.co.jp/wp-content/uploads/2013/03/moba2-680x350.jpg)
そのマンゴプリンそんなに美味しいですか?
私「この“メロ”ってどんな魚なんですか?」
ゴムっぽい前掛をしたスタッフ「メロはメロだよ!」
私「…………。」
なんだ、この対応は! と、怒りが。
でも、なかなかはっきりと言えないタイプの私は、
何も返さず、その売場に背を向けて帰路についたのだ。
実は、メロは通称銀ムツのことなのだが、
法律の改正により原産地などの
名称表示をしなければならず…
ということで、デパートの地下食品売場での
先程のやり取りとなったのだ。
それからというもの、私はその魚売場は
あえて避けるように。
実は、スーパーマーケットでも
デパートの食品売場でも、
このお客さまとの接点こそが、一番大切なところ。
当然、レジもその接点のポイントとなるわけで…。
いまどきの売場は、セルフサービスが多く、
お客さまとの接点は、かなり限られている。
だからこそ、その接点がお客さまとの大切な
コミュニケーションの場となるのだ。
レジでは、「お待たせいたしました。
〇〇カードはご利用ですか? 失礼いたしました」。
お客さまと目も合わせず、
マニュアル通りの言葉を投げかける。
ほんとにこれでいいの?
お客さまとの接点ということは、
対応次第では、よりいい関係も築けるということ。
実は、しばらく前に、あるスーパーマーケットで、
レジのお姉さんが私を見て、こんな投げかけをしてくれたのだ。
レジのお姉さん「そんなにそのマンゴプリン美味しいんですか?」
私「まぁね、これを冷凍庫で冷やして…………」
レジのお姉さん「私も試してみよう~っと」
私とのこのやり取りで、
いま買ったばかりのマンゴプリンを
彼女にプレゼントしたくなったほど心が動いたのだ。
接点が少ないからこそ、その接点が大きなポイントとなるってことだ。
それほど美形ではなかったお姉さんだったが、
すご~くチャーミングに見えたのはもちろんだ。