09/09
2019
あなたは「オールドタイプ」、それとも「ニュータイプ」!?
え~、こう言われて「オールドタイプ」でいいやと思う人は少ないはず。
当然、「ニュータイプ」に入りたいわけだが…
とはいえ、ミレニアル世代の発想でありその価値観との違いは
このところ十分理解しつつあるわけだ。
先日、紀伊國屋書店で手に取り読み始め、
ショックを受け続けている『ニュータイプの時代』。
とにかく昭和の時代に会社を立ち上げた経営者としては
突きつけられることばかり。
さて、このコラムを読んでくれているあなたも
「オールドタイプ」であることを分かって欲しい。
(ははっ、決めつけてしまったが…)
この20世紀の後半まではずっと
「問題が過剰で解決策が希少」という時代だったので、
学ぶ目的は「問題解決能力の向上」に置かれていた。
ところが、少し前から「問題が希少で解決策が過剰」
という時代に突入しつつあるという。
だからこれまで論理的で、勤勉で、責任感も強く
“優秀な人材”とされてきた「問題解決型のオールドタイプ」は
急速に価値を失っていくというのだ。
相まって、自由で、直感的で、わがままで、
好奇心の強い人材「ニュータイプ」が
今後は大きな価値を生み出し、評価されることになるだろうと。
20世紀の後半から21世紀の前半まで、
50年ほどの間「望ましい」とされてきた
思考・行動様式の多くは急速に時代遅れのものになりつつある。
すなわちこれら旧態依然とした思考・行動様式こそが
「オールドタイプ」だという。
あのセグウェイを事例として取り上げ…
世紀の大発明と言われ鳴り物入りで登場したにもかかわらず
“セグウェイ”はなぜ売れなかったのか!?
セグウェイの登場のタイミングとして
「何の課題を解決するのかはっきりしない製品だった」ということ。
それだけ「ソリューションによって解消したい課題」が
希少になりつつある今、問題解決能力を保持する
「オールドタイプ」の活躍の場は少なくなってきているというのだ。
読めば読むほど、突きつけられる「オールドタイプ」。
ほ~、ふ~ん。
「オールドタイプ」ねぇ~。
ところで著者の山口 周さんは
なぜ逃げ道のない「ニュータイプとオールドタイプ」
なんていうネーミングにしたんだろう!?
何か悔しい気分だが…
もしかしたら、今からでも「ニュータイプ」に
切り換えられるって言いたかったのかもしれない。
ふっふっふっ…諦めない。
え~、このしつこさがオールドタイプだって(^◇^;)