08/03
2020
朝顔に つるべ取られて もらい水
この赤がとにかく鮮やかに美しい!!
そしてお隣同士、蔓が巻きついていたりするわけだが、
同じ赤でもその色は微妙に違ってまた美しい。
毎年タネを取り、いつのタネが元気なのか
どの種類がいい色の花を咲かせるのか
いろいろと試しながら楽しんでいるわけだ。
それにしても自然の赤ほどビビッドなことはない。
そこで一句、
「朝顔に つるべ取られて もらい水」
うんうん、そのくらい彼女にとっては
朝顔が美しくはかなく感じたんだろう。
だれもが聞いたことあるだろう朝顔テーマの俳句であり、
江戸時代の俳人、加賀千代女の女性らしさや
優しさが感じられる俳句のひとつ。
私なら当然その蔓を巻きとって、つるべを使うわけだが…
そこが加賀千代女の優しさなのかもしれない。
もしかしたらそのへんが俗っぽいと
その後、正岡子規がこの句について批判したようだが…
ふっふっふっ…
こんな話をするとまるで私が文学に精通しているように
聞こえるかもしれないが…
ところでだ…
“朝顔はいつ花を咲かせているのか!?”と
今朝のNHKで投げかけていたのだ。
確かに、私が朝起きたときにはすでに咲いていて、
仕事から戻ったらもう萎んでいる。
もしかしたら、日の出に関係なく暗くても
朝顔は花を咲かせているのかも!?という発想も湧いてくる。
実は暗くても咲いているということらしい。
番組でもおおよそ10時間ルールがあると言っていた。
前日18時が日没なら、朝4時頃が開花目安だと。
前日が19時が日没なら、朝5時が開花目安となる。
すなわち、その朝の日の出時刻ではなく、
前日の日没時間が関係しているという。
そして、咲いてる時間だが、朝顔の花びらというのは非常に薄いため、
その日が暑ければ暑いほど花びらの水分が蒸発することとなり、
結果早く萎んでしまうという。
ということで雨の多いこの頃は、昼過ぎまで咲いていたわけだ。
とにかく、変化も多く、そして美しいものが身近にあると
日々世話をしていても張り合いが出てくるのは間違いない。
毎週の“ビジ達”のアイデアも、日没から10時間のルールが欲しい!?