11/19
2012
これぞ、インキュベーション会社!
本当はビジネスにおいて、稼ぐことより、
いい人間を育むことを優先しなくては
いけないのでは?
でも、給料もあげるわけだし、
少しでも稼いでもらわなくては…。
先日の、リーダーズセミナーは、秋山木工の
秋山利輝社長に“丁稚”の理由を改めて聴いてみた。
すると、自分はあるとき、選ばれし者だと
お告げ(気づき?)があったという。
(この風呂敷の広げ方がスゴい!)
“ノアの方舟”で言えばノアの役。
“モーゼの十戒”では、モーゼの役割だという。
すなわち、“あなたは、家具工芸のノウハウと
経験を活かし、人づくりと職人づくりを
徹底的にしなさい”
というお告げってこと。(ホントかなぁ~)
だから、あえてハウツーを教えない。
だから、町の掃除であり、早朝ランニングを
優先しているのだと。
人づくりをするには、ヘタに技術を教えたり、
ノウハウを教えない方がいいのだとも
語っていたのだ。
あっ! そういうことか!!!
私がよく事例にだすマニュアル型のチェーン店は、
まさにバイトや新人でもお金を稼げるように
ハウツー(マニュアル対応)ばかり教えているってこと。
(もちろん、会社の都合で…)
いい人間づくりには、ハウツーや
スキルは邪魔になるということ。
ヘタに技術だけ覚えて稼げるようになると、
人は人間性をいまさら磨かなくなるということなのだ。
ふむふむ。だから4年間“丁稚”として、
いい人になるための基礎づくり、すなわち
人間づくりを先にやるとういことなんだ。
そして、職人を4年間(合計8年)すると、
秋山木工を退職して
次なるステージに行かなければなのだからという。
これぞ本当のインキュベーション会社だ。
(秋山社長、素晴らしい!)
やっぱり、人を育まないと、いい社会もいい日本も
つくれないからねぇ~。
弊社、クオーターバックも、
もう一度、人づくりを見直そうっと。